このブログを始めた初期の頃、同じタイトルでダウン症児の会のクリスマス会に参加したりーちゃんの様子をご紹介した。早いものでそれから1年、りーちゃんは今年もクリスマス会に参加した。
前回は同じ小学校の1学年下のお友達(ダンス教室も一緒に通っている)が不参加だったが、今回は参加するということで、会場で出会うとお互いハイテンションな二人。終始二人一緒に、前の方の席で会を楽しんだのだった。
よく見ると、男の子は大きなお友達も数人いたのだが、女の子はこの二人が最年長のようだった。前年はりーちゃんの先輩らしき女子が何人かいたのだけれど、今年はこの二人が見るからに大きい。
りーちゃんは、周りの赤ちゃんもとても気になる。やたらに近くによっては、いろいろと話しかけたり、おもちゃを渡したりして、傍を離れない。その一方で1歳年下のお友達はというと、それほど赤ちゃんに興味はないようだ。
赤ちゃんのお母さんは我が子が成長するとどのようになるのか気になるようで、りーちゃんを見るとマミやダディに質問する方もいる。りーちゃんは徐々に背が伸びてきたのだが、1歳下のお友達はこの1年くらいで急に背が伸びて、りーちゃんよりも大きくなった。同じダウン症でも、成長曲線もいろいろですね、などと会話をしていた。
マミやダディから見ても、赤ちゃんたちはとてもかわいくて、りーちゃんの昔を思い出す。クリスマス会なのでサンタさんの衣装だったり、思い思いの服装をしていて、普段着で来ていたりーちゃんにもう少し何か、クリスマスらしいものを追加すればよかったかな、とも思った。でもりーちゃん、被り物とかヘアアクセサリーとか、だいたい嫌がってすぐに取っちゃうんだよねぇ。
さてさて今年のクリスマス会は、なんと近くの大学の手品サークルさんが手品を披露してくれるという。司会者を含め5名のお兄さん、お姉さんが、様々な手品を見せてくれた。りーちゃんと1学年下のお友達には、ちょっと理解するのが難しい部分もあったが、おそらく節目節目では、すごいな、不思議だな、と理解できたと思う。
ちょっと面白かったのは健常児の小学生の男の子で、弟がダウン症ということで参加していたのだが、様々な手伝いをしてくれたり大活躍だった。手錠から抜け出すという手品で、手錠の確認をお願いすると「こりゃぁ、無理だよ!」と大声で手錠の信ぴょう性を爆上げさせ、一つ一つの手品に「すげー、すげー」「え?なんで?」と賞賛を惜しまない。まるで事前に打ち合わせをしたサクラのように、素で手品を盛り上げてくれたのだった。
ということで楽しくあっという間だったクリスマス会。今年も企画してくださった役員の皆様、そして手品を見せてくれた大学生の皆様、本当にありがとうございました。