前回のブログでりーちゃんの学校の文化祭についてご紹介したが、その代休があったので、りーちゃんとマミとダディは夢の国に行くことにした。7月に行ったのは海のほうで、過去二回の夢の国訪問はいずれも海のほうだったので、今回は土地のほうに行ってみた。
かつてりーちゃんが気に入っていた「すぺーす まうんて」は残念ながら工事中だったが、あまり残念そうな様子を見せなかったりーちゃん。たくさん並びそうなアトラクションは予約を取って、まずは「小さな世界」のアトラクションに向かった。
しかしなんと、「小さな世界」も工事でお休み中だという。全く知らなかったりーちゃんご一行(←いや、親が調べておきましょうね)。がっかりする三人の目に、何やら人だかりが映った。何らかのキャラクターがお客さんと写真を撮っているようだ。
よくよく見てみると、黄色い衣装をまとったプリンセスがいらっしゃるではないか。そう、魔法により醜い姿にされてしまったプリンスと恋に落ちる物語の、あのプリンセスである。周囲をぐるっとお客さんが囲んでいて、呼ばれたお客さんだけが近くに行って話をし、写真を撮っているようだ。
しばらく様子を見ていると、列に並んでいるわけではないらしいことに気がついたマミ。一組のお客さんが写真を撮り終えたタイミングで、周りが一斉にプリンセスの名前を呼ぶ。それを受けてプリンセス自身が「では、あなた」という感じで指名して撮影に入る、というサイクルで進行していた。
見よう見まねでタイミングを見計らって「べる~」と叫ぶマミ。するとなんと、プリンセスがりーちゃんを選んでくれるではないか。嬉しそうにプリンセスに近寄るりーちゃん。最初は何やら会話をしているのだが、プリンセスは英語のようだ。おしゃべりが終わると撮影タイム。これでもかと両親が写真を撮りまくった。
その間、りーちゃんはずっと目がハート状態。憧れのプリンセスを前に、まさに夢心地といった感じだ。パークに入園してすぐくらいの時間帯にこんな大事件があったので、その後もことあるごとに振り返り、「よかったね~」「プリンセス、かわいかったね~」と話しながら過ごす親子三人なのだった。もちろん、この物語のアトラクションも堪能した。
家ではかなりの時間をプリンセスの「おぎんぎょう」と過ごしているりーちゃん。遊ぶのはだいたい、ビニール製(?)のもの(バービー人形のようなもの)で、残念ながらベルはぬいぐるみのようなものしか持っていない。今回のことを良い機会に、ビニール製のベルを購入しようと前向きに検討してしまうマミとダディ。販売戦略でもあることはよくわかっているが、やっぱりりーちゃんの喜ぶ姿を見たくなってしまう。
夢の国を訪れたすべての人が、こうした嬉しい体験をするわけではないのだろう。本当に本当にありがたいことで、親としても感謝感激でございます。りーちゃんもきっと、生涯忘れないことでしょう。
ちなみに、「何をお話したの?」と訊かれても返答がないりーちゃん。二人だけの秘密のお話だったのかねぇ。