なんだかんだで過去に4回もご紹介したりーちゃんのお手伝い。やるときは頼んでもいないことまでやろうとして、余計なことまでやろうとするが、やらないときは見向きもしない、というのがりーちゃんのこれまでのお手伝いだった。

 

ところが最近は、声をかけると毎回のようにお手伝いをしてくれる。しかも結構、役に立つことをしてくれて、余計なことはあまりしなくなっている。これは学校で、調理実習がわりと多くあることも影響しているのかもしれない。マミもダディも大助かりだ。

 

夜ご飯はダディが作ることも多い我が家。ダディはたいてい生野菜のサラダを用意し、そこにゆで卵を添えるのが定番となっている。卵の殻をむいて、半分に切り、サラダに添える、という作業は、もはやりーちゃんの役割になってしまった。しかも、ダディであれば毎回横に切ってしまうのだが、りーちゃんは縦に切ったり、1/4に切ってみたり、あれこれアレンジがされているのである。

 

ダディが味噌汁を作るときはたいてい、お椀に乾燥わかめを入れてから汁を注ぐ。先日はりーちゃんがわかめを入れてくれて、さらに味噌汁を注ぐ作業もやってくれた。「熱いよ、気をつけてね」とダディがサポートしながらであったが、こぼすこともなく完璧にこなしてくれたのだ。

 
丼物を作ったときは、丼にご飯を盛りつけようとするりーちゃん。丼はちょっと重いし、ご飯も炊き立てで熱々だったので、やはりダディがサポートした。ダディが丼をもって、りーちゃんはそこにしゃもじでご飯をよそってくれたのだった。

 

さらにさらに、煮物を作ったときはお皿への盛り付けもやってくれた。りーちゃんはこうした和風の渋いおかずも好きで、おかわりもしてたくさん食べた。親としても作り甲斐がある。

 

思えば学校の宿題に「つくえ、ふきふきする」と自筆して高らかにお手伝いを宣言したものの、3日坊主はおろか1日しかやらなかったのが、ついこの前の夏休み(それでも「字が書けて偉いねぇ」などとりーちゃんを褒めていた両親だが)。そんな状態から随分と成長したものだと、親としても感慨深い。あの時は夏休みの宿題だからと親が必死で声掛けしても、頑なにつくえ(食卓)を拭かなかったりーちゃん。今では当然のように食卓を「ふきふき」してくれている。

 

わずか2~3カ月で何がそんなに変わったのだろうかと、親としても不思議で仕方がないのだが・・・。そのうちお手伝いもしなくなるかもな、と思いつつも、今はやってくれているので、どんどん経験させようを思うマミとダディ。飲食店での盛り付けとか配膳とかお片付けとか、そうした仕事も将来アリかなぁ、などと想像するのでした。