9月の「りーちゃん、急成長?」というブログでは、りーちゃんの幼児言葉が修正されつつあることや、下りのエスカレーターにスムースに乗れるようになったこと、などをご紹介させていただいた。

生まれた時にお医者さんから、「ダウン症の子はゆっくり成長します」と言われ、そのまんまゆっくり成長しているりーちゃん。そんなりーちゃんだけに、成長の跡が見られるとマミもダディも嬉しい。

前々回のブログでご紹介した、自分で歯磨きができるようになったことも、まさにこれ。12年以上の間、親による歯磨きが当たり前だったりーちゃんが、「歯磨き先生」のおかげとはいえ、急に一人でできるようになったのだ。親としては涙を流さんばかりに喜んでいる。

要するに、りーちゃんはその気になればなんでもできるんじゃないだろうか。トイレにしても、まだ全然できていないけれども、夜にお風呂に入る時は毎日のようにしている。その気になれば、トイレでしようとすれば、できるんじゃないかと思う。

このように多様な場面で成長の跡を見せるりーちゃん。最近では、朝起きることに成長の兆しが見られる。

早朝に勝手に起きてしまう日が月に数日あるが、それを除けば、毎朝のように起こされることに抵抗していたりーちゃん。それでも5年生くらいまでは、体格差を如何ともしがたく、抵抗はダディに制圧されていた。6年生くらいからは体も大きくなり、ダディの制圧も困難となったが、それでも腕を引っ張られてしぶしぶ起きだす、というケースが主流となった。

その流れは中学1年になってもあまり変化はなかったのだが、最近はなんと、自分で起きるようになったのである。最初は従来通り抵抗するのだが、「起きないと学校遅れちゃうよ」とか「朝ごはん、食べようよ」などと促されると、自分から起き上がり、布団から出るようになったのだ。

まだその例は少なく数えるほどだが、りーちゃんが自分で起きるようになってくれると、ダディが朝イチからパワー全開で対応する必要もなくなる。これはとても助かる。ダディもそろそろいい年齢なので、パワー勝負、それも起きて早々はかなりきついと感じているところだった。

ただ単に朝、お腹が減ってご飯を食べたいだけなのかもしれないが…。でもそれは大人の我々でもあること。理由は何であれ、朝に起こされて自分から起きだしてくれるのは、やっぱり嬉しいマミとダディなのでした。