マミとダディ、それに帰省したお兄ちゃんも一緒に、マミの実家に泊まったりーちゃん。奇しくもその夜は地元の花火があり、一家4人で極秘スポット(?)を訪れ、りーちゃんは今季三度目の花火を堪能したのだった。
極秘といっても、要するに会場の有料席付近まではいかず、実家の近くの山の中腹で花火を見ただけである。混雑して帰りが遅くなっても次の日がしんどいからね、と。
そう、泊まった次の日は4人でバーベキューに行く予定を入れていたのだ。前回は雨に降られて苦行のようなバーベキューになってしまったので(9/10「りーちゃんのバーベキュー」)、今回はリベンジを期してである。
ということで天気予報も良く、ばあばにお礼を言って意気揚々と出発したりーちゃん御一行。途中のスーパーで買い出しをして、キャンプ地に向かうつもりだった。予報通りの天気で道中もスムース。前回の雨のリベンジは確実と思われたが、そこに落とし穴が潜んでいた。
スーパーに到着すると、りーちゃんがトイレに行くという。いつもならマミが買い出し、りーちゃんとダディは車内待機なのだが、今回はお兄ちゃんも含め全員で下車することに。降りてみるとりーちゃんはトイレに行きたがらず、買い物に同行したがった。
それではということでカートを押す係に任命したのだが、親たちの言うことを聞かずに行きたい方向に進んでしまう。挙句にはお肉を選んでいるところで、明らかにバーベキュー向きではないパックを手に取るりーちゃん。「それはいらないよ、戻そうね」と言われて取り上げられると、「うーう!これがいい!」と不満を表明し始めた。
こうなるとりーちゃんの勝手な行動に歯止めはきかなくなる。カートで暴走しようとしたり、関係ないものをカゴに入れようとしたり。阻止されると大声をあげる。「お姉さんは、大きな声出さないよ」とか、「良い子にできないと車に帰るよ」と何度か警告をしたが、暴走は止まらない。カートをマミとお兄ちゃんに預けてりーちゃんはダディが車に連れて帰ることになった。
さあさあ、りーちゃんはいよいよ納得いかない。「うーあ!」「うーぎゃ!」と奇声をあげながらフルパワーで抵抗する。ダディもフルパワーで応戦しながら、どうにか駐車場のある一階まで連行(?)した。途中、何度も奇声をあげたため、すぐ近くのおばあさんがびっくりして振り返っていた。お騒がせして、本当にすみません…。
そして一階に辿り着いても、次なる難関、UFOキャッチャーがあるではないか。そのエリアに突進するりーちゃん。「ダディはお金持ってないからできないよ」と伝えるが、UFOキャッチャーの前にしゃがみ込んで離れない。長時間のしゃがみこみはりーちゃんの得意技だが、最近はご無沙汰だった。結局、マミたちが降りてくるまで、20分以上だったか、ずーっとそこにしゃがんでいたのだった。
マミとお兄ちゃんに促されてようやく車へと向かってくれたりーちゃん。こうなるから、買い物の現場には連れて行かないようにしていたのだが…。やっぱりまだまだ買い物のハードルは高いようだ。
それにしても、りーちゃんの大暴れとしゃがみ込みは久しぶりのこと。「お姉さん」への道のりは、まだまだ遠いようですなぁ。
木の間からキレイな花火が見えるスポットでした!
