前回のブログでもお伝えした支援学校の運動会だが、1日順延で行われることになった。
当日朝は、天気予報に反して雨。大丈夫かと心配になったが、一瞬で止んでくれて助かった。
支援学校は中学1年生から高校3年生まで6学年のお友達が在籍している。運動会は学年ごとにグラウンドに出て、一通りのプログラムを行い、教室に帰っていく、というスタイル。そのため親も自分の子どもの学年だけを見に来て、帰っていく。子どもたちにも親にも負担の少ないシステムだ。
りーちゃんたちは中学1年生で、支援学校での初めての運動会。右も左もわからない中で、ダンスとかけっこをするのだという。我が家に限らず、見に来る父母は皆、不安だっただろう。
事前に先生から聞いていた話では、りーちゃんはダンスをとても上手に踊っているとのこと。普段、週1回のペースでダンス教室に通っているからだろうか。さらに、前もって渡されていたプリントによると、父母の観客席(立ち見だけど)の真ん前で踊ることになっていた。一番前で踊るということは、他のお友達の振り付けを見たりすることができないので、振り付けを覚えていなければならない。りーちゃん、すごいじゃないか。
否が応でも期待が高まるマミとダディ。曲は2曲あって、「スーパーマリオ」と「ブリンバンバン」である。りーちゃんはお友達の様子を見ることもなく、覚えた振り付けを自分なりに踊ることができたように見えた。親としては申し分なし、である。
りーちゃんだけを見ていると振り付けの正解がわからないのだが、後方の先生たち(生徒の人数とほぼ同数近くいらっしゃる)が子どもたち以上にキレッキレに踊っていた。そのお陰で、りーちゃんの振り付けも、まあ間違っていないようだ、と確認することができた。
先生方は、練習の段階からかなり盛り上げてくれていたのだろう。りーちゃんだけでなく他の生徒さん達もしっかり踊れていた。これもすべて先生方のご指導の賜物。いつもいつも、本当にありがとうございます。
さて、後半のかけっこ。りーちゃんはほかのお友達2名との競争だった。スタートこそよかったものの、ニコニコしながら走り続け、なぜか3メートルに一度くらい、りーちゃんにしか見えないミニハードルがあるようで、「ピョン」と跳ねる。りーちゃんの周りだけお花が舞っているような好走で3位だった。
そしてなぜか、ゴールしてから待機場所まで猛然とダッシュするりーちゃん。そっちのほうが速いじゃないか・・・。走路を走っている時は、りーちゃんだけ別の競技だったのでしょうねぇ。