ここ最近、お子さんがいて車に乗るご家庭の関心事と言えば、チャイルドシートではないだろうか。
最近、お子さん二人が亡くなってしまうという痛ましい交通事故が発生した。シートベルトをしていたものの、身長が低いためにベルトが肩ではなく首にかかってしまい、事故の衝撃で首が圧迫されたのではないか、と検証されていた。
これを受けて、JAFは、これまで140㎝未満に推奨していたチャイルドシートの使用を、150㎝未満の子どもへの推奨に変更したようだ。
りーちゃんは6年生の頃に140センチに達し、身体も大きくなってきたから、ということで、それ以来、チャイルドシートを使用していない。それまでは言われるまでもなくきちんとチャイルドシートに乗っていたが、今はシート無しの自由な座席に慣れてしまったので、再導入しても嫌がらずに乗ってくれるか、心配だ。
そもそもオムツをしているので、シートに座れるかどうかが第一関門となる。以前使っていたシートは押し入れにしまってあった。マミが座れるならオムツをしたりーちゃんでも大丈夫だろうということで、試しに座ってみたが、きつくて長時間座っていることは無理そうだった。
考えてみたら大人でも150㎝未満の人はたくさんいる。大人でもブースターのようなものが必要なのだろうか、うちのおばあちゃんはどうしたらよいのだろうか、などと街頭インタビューで当惑する意見も見られた。
我が家で運転するのはたいていダディなのだが、りーちゃんをはじめ家族を乗せる時は特に慎重に運転してはいる。それでも、こちらがいくら気をつけていても事故が起こることはあるし、高速道路を走ったりする以上、大きな事故にならないという保証はない。
考えれば考えるほど不安になるので、りーちゃんに「チャイルドシート、座れる?」と聞いてみたところ、「あー、せまい」と一言。ちなみにりーちゃんの辞書では「せまい=きつい」で、洋服なども小さくてきついときは「せまい~」と訴える。
大事なことだと思い繰り返し聞いてみたのだが、「せまい、せまい」とか、「あー、せまい。むりよ」などと言っていた。
今回の推奨変更で、チャイルドシートそのものの規格もかなり変わるだろう。従来よりも大きな子どもや、場合によっては大人も対象になりえるのであれば、従来よりも大きなものが作られるはずだ。大人であれば今後、身体のサイズが大きく変わることもなく、一度購入すれば長く使えるとは思うが、他方で乗り心地が良くなるとは思えない。
りーちゃんは車の中で、起きたら肩が凝っていそうなすごい姿勢で寝ていたりするので、頭をカバーしてくれる作りのチャイルドシートはむしろ良いのかもしれない。次回から座らせてみようと思っているが、果たして無事に座ってくれるかどうか。