りーちゃんは先日、動物園に行った。
しかも、夜である。「りーちゃんの会話」でも少し触れた、夜の動物園のご招待に参加したのだ。昨年に続いて、2年連続2度目の参加となった。
前回もあったふれあいコーナーでは、モルモットに触ることができたのは昨年同様。そしておっかなびっくり触っていたのも、昨年同様であった。パンダネズミは触ることすらできなかったのも、やはり昨年同様である。
パンダネズミは小さなネズミで、尻尾も長くまさにネズミらしい容姿をしている。マミが怖がって悲鳴を上げるため、りーちゃんも一緒に怖がる、という絵も昨年と全く同じだった。ただ、昨年は逃してしまったフクロウとの写真撮影は、今年は成功した。
そしてやはり昨年は機会を逸してしまった、馬のエサやりにりーちゃんが初挑戦。細切りのニンジンを三本もらってあげようとするのだが、怖くて一本目はそのままダディに手渡し。二本目、りーちゃんは馬のお口に向かってあげる姿勢をとるも、怖くて距離を詰められない。結局、三本ともダディがあげてしまうことになった。
ちょっと粘ってりーちゃんからなんとかあげられないかな、と試みたのだが、馬が待ちきれず「ブルルッ」と鼻を鳴らしたので、断念したのだった。すぐに食べさせてあげられず、ゴメンねぇ。
その後は前回とは異なるルートで、暗闇の中泳ぐアザラシやペンギンを見たり、テングザルという鼻としっぽの長いおさるさんを見たり。途中でアザラシ、レッサーパンダ、トラ、ヒョウの毛皮に触れるコーナーがあって、なかなかできない体験をした。
レッサーパンダの毛皮は、お姉さんがクネクネと動かしていたので、マミは思わず「生きてるの?本物!?」と恥ずかしい質問をしてしまった。そのあと、本当に生きているレッサーパンダもいたが、後ろ向きに寝ていてお顔を見られなかったのは残念だった。
夜なので時間が限られていて、りーちゃんが好きなゾウは最後に少しだけ見ることができた。ゾウさんを見ると「うぅーん」と甘ったるい声を出し、あごをさすってもらいたがるりーちゃん。もちろん今回もゾウを見ながら「うぅーん」と声をあげたのだった。
前回は途中で歩くのがイヤになってしまい、園内バスに乗って帰ったりーちゃん。今回は嫌がることなく、最後まで歩いてくれた。これも1年の成長ということだろうか。
このイベントは障害者が対象で、毎年行われている。障害のある子を持つ親としては、とてもありがたいイベントだ。動物園の関係者の皆様、毎年本当にありがとうございます。
りーちゃんがモルモットに触ることができた証拠写真
