7月の「りーちゃんの歯医者さん その2」では、りーちゃんの虫歯が見つかり、その治療の準備のための診察等を行ったことをご紹介した。
そしていよいよ本番の治療の日が近づいてきた。ただ、今回は前日にも準備が。PCR検査である。前回の治療ではコロナ前だったのでPCR検査はなかったが、今回は必要とのこと。りーちゃん本人に加え、同行するマミも検査しなければならなかった。
前にもご紹介したが、りーちゃんの歯の治療は安全のため全身麻酔をして行われるので、日帰り入院の扱いなのである。そのためPCR検査も必要になるのだった。
「その2」でもお伝えしたようにレントゲンや採血では暴れたりイヤがったりすることなく、見事なお姉さんっぷりを発揮したりーちゃん。ただ、PCR検査ではこれまでに暴れなかった試しがない。コロナで多くの人が経験した、鼻の奥に綿棒を突っ込んで行われるものだが、大人でも痛くて結構イヤなものである。
コロナ禍以来、何度も経験しているので、ダディなりの経験則で、どのように抱っこ(ダディの膝の上に座らせる姿勢)をすればよいかわかってはいたのだが、「脚が暴れるようでしたら脚を押さえる形でお願いします」と看護士さんからご案内が。とりあえずそのようにするもやっぱり駄目だったりーちゃん。床に崩れ落ち、なかなか立ち上がろうとしてくれない。
なんとか引き上げて再びダディの膝の上に座ったりーちゃん。今度はダディがもっとも効果的と思える姿勢で固定したところ、何とか検査することができた。ただ、鼻に綿棒を突っ込まれた瞬間、りーちゃんが頭を後ろに勢いよく倒したものだから、りーちゃんの後頭部とダディの顔面が衝突。
思わず笑ってしまうダディ。実は、りーちゃんを抱っこして座った段階でそうなることが予想でき、案の定そうなったのでおかしくて仕方なかったのだ。くるぞ、くるぞ、あーやっぱり、てな感じだった。ダチョウさんの「押すなよ、押すなよ」と同じような感じでおかしくなってしまったのだ。
ダディはダディで、自分が笑ってしまうことで綿棒がブレるのではないかと心配になりながらも、なかなか笑いをこらえることができない。それでも検査はなんとか終了し、結果も陰性でいよいよ翌日の本番を迎える体制が整ったのだった。
世間ではもはやコロナのことなどほとんど話題にならなくなったけど・・・。歯医者さん(いわゆる大学病院)では皆さんマスク着用で、玄関には体温を測るモニターが置かれ、入院前にはPCR検査と、まだまだコロナの影響の大きさを思い知らされる。
そんなこんなで、いよいよ翌日、日帰り入院での治療が行われるのでした。