そういえば最近、花火大会とかに行ってないなぁ、と話をしていたマミとダディ。ちょっと調べてみると、比較的近い場所で平日に行われる花火があるではないか。急遽、行ってみることにした。

 

夏休みで帰省中のお兄ちゃんに、一緒に行くかと聞いてみたところ、すでに友達と行く約束をしているのだという。というわけで3人で行くことになった。りーちゃんにとっても、夢の国などで花火自体は見てはいるものの、いわゆる花火大会に行くのは何年振りだろうか。

 

最近の(昔からかな?)花火大会は観覧エリアに有料席が設けられていて、直前になってしまったので良い席は残っていないだろうと思い、無料できれいに見られるところはないかなと調査。観覧エリアにほど近い公園か、それとも反対側のふ頭か悩んだ結果、電車で来る客がほとんどいないと思われるふ頭に行くことにした。

 

実際にふ頭に行ってみると、あちらこちらに警備員さんが立っている。ちょっと話を聞いてみると、立ち入って見られるエリアはふ頭内にはあまりなさそうだった。それでも人の流れを見逃さなかったマミが、その方向に様子を見に行くと、レジャーシートを広げたりカメラの三脚を設置したりしている人々が多くいる場所を発見。我が家もそこで花火を見ることにした。

 

まだ打ち上げ開始まで時間があったので、まずは腹ごしらえ。来る途中で買ってきた焼鳥やたこ焼、チャーハンなどがシートに並ぶ。それらにがっつくりーちゃん。実はこの日、りーちゃんはデイサービスでは調子悪そうにしていて、お弁当もあまり食べなかったのだという。そりゃぁ、お腹すいているだろう、ということでどんどん食べてもらった。

 

いよいよ打ち上げが始まったが、りーちゃんはまだ食べることに夢中。「立ってごらん、花火きれいだよ」と言ってもお構いなし。途中で申し訳程度に立ち上がって見ていたが、すぐに座ってポテトチップスを一生懸命食べていた。あまり調子悪そうではなかったのは何よりだ。

 

この花火大会は、短時間にたくさんの花火が打ち上げられることで知られているそうで、確かに連続でどんどん上がっている花火は壮観だった。感動するマミとダディをよそに、りーちゃんは最後まで、花火はチラ見程度で飲食に一生懸命だった。

 

ただ、りーちゃんはときどき、後になってから、楽しかったねぇ、とか、きれいだったねぇ、などと話すことがある。今回の花火も実はしっかりと目に焼き付けていて、後日になってから、楽しかったねぇ、すごかったねぇ、と振り返ってくれるに違いないと、マミとダディは思っている。

 

 

少し距離はありましたが、なかなか迫力がありました。