以前、「りーちゃんのお手伝い」で、りーちゃんが生卵をかき混ぜたり、ゆで卵の殻をむいたり、パンケーキミックスを混ぜるなどの作業を、手伝ってくれることをご紹介した。

 

ところが最近は、風向きが怪しくなっている。飽きてしまったのか、これらのお手伝いをほとんどしなくなってしまった。マミもダディも時間に余裕のある時は毎回のように声をかけるのだが、りーちゃんはYouTubeを見ていたりブロックで遊んでいたりして、なかなか協力してくれない。

 

夏休みに入る前、支援学校でお手伝いについてのプリントを記入したようで、最後の日に持ち帰ってきて、自宅のテーブルの透明のクロスの下に入れてある。お手伝いの内容は、「つくえを、ふきふきする」とかわいらしく書いてあって、実際、夏休み初日の夕飯の前には「ふきふき」してくれた。

 

マミもダディも大げさに褒めて、「シール貼ろうね」といってりーちゃんがプリントの日付のところにシールを貼った。りーちゃんも嬉しそうにしていたので、翌日以降もやってくれるのではないか、と期待した。

 

ところが翌日、マミが促しても「ふきふき」をしてくれない。ただ、その一方で、ダディが「たまご、むきむきしてくれる?」とお願いしたところ、りーちゃんはお手伝いしてくれた。なんと、プラスティックのナイフでゆで卵を切って、盛り付けまでしてくれた。

 

必ずしもテーブルを拭いてくれなくても、他のお手伝いでも良いかな、と思い、またりーちゃんを褒めちぎってプリントにシールを貼った。

 

そして3日目。予想されていたことではあるが、りーちゃんは「ふきふき」も「むきむき」もしてくれなかった。マミとダディがいくら言ってもダメである。そしてその状態は、4日目以降も続き、現在に至る。

 

実は先ほどのプリントにはお手伝いの内容を二つ書く欄があって、一つ目は「ふきふき」が記入されていたのだが、二つめは「おうちでそうだんしてかきましょう」となっていた。そのためりーちゃんに、「たまごむきむきする」と書くように誘ったのだが、それもしようとはしなかった。

 

その記入欄も含め、プリントは3日目以降は全くの空欄である。でもせっかくモチベーションを上げる工夫を学校も用意してくれたのだから、なんとかできないかな、と悩む両親。何かうまい手はないだろうか…。これもある意味、りーちゃんと親との勝負なのかもしれない。

 

 

「2日坊主」状態の「夏休み がんばり表」

二つめの目標も空欄のまま…