猛暑かと思いきや、雨でむしろ寒い中での苦行・・・、いや、夢の国への入国となった我が家。入場してすぐに新エリアのアトラクションを予約できたのはラッキーだったが、天候はますます悪くなり暴風雨に。

 

新エリアに赴くこともままならい。たまらず中東を思わせる建物の中で雨宿り。ここまでりーちゃんは連れて行かれるがまま、ほとんど文句を言わない。かっぱを着ているとはいえ雨が顔面を打ち付けるのにも耐えられるのは、初めての楽しいアトラクションが待っていることを、りーちゃんなりに理解しているからだろうか。普段なら歩くことを嫌がりそうな天候である。

 

予約の時間もあることから意を決して歩き始める。思えばいつになく早朝から活動し、雨が降る中長蛇の列に並び、必死のスマホ操作で予約できた新アトラクション。そこにたどり着くことさえも、暴風雨が行く手を阻むとは。これほどの困難を乗り越えなければ、新エリアに入ることすら許されないのだ。りーちゃんとマミとダディの三人に、悲壮感すら漂い始めた。

 

・・・というのは大げさで、その後もまあまあ雨には降られたものの、何とか新エリアに入り、無事に「ラプンツェ」のアトラクションを楽しむことができた。「前半1分半はずぶ濡れコースでご案内していま~す」という係員さんの声掛けに、一瞬、まさかの激しい乗り物を想像したのだが、屋外だから雨に濡れますよ、という意味だったようだ。

 

初めて乗るので楽しみたかったのだが、ダディは周りとりーちゃんを撮影するのに忙しく、いつの間にか終わってしまったというのが正直なところだった。それでもすでにいろいろなメディアで紹介されている、ランタンがたくさん宙に浮いているシーンは、なかなか感動ものでしたなぁ。

 

そのあとはピーターパンの新アトラクションにも乗り、ラプンツェの世界をイメージしたレストランで食事もして、大満足で新エリアを後にした我が家。驚いたのは、レストランも席を事前予約し、注文なども済ませておくシステムだったことだ。

 

時間が来たら中に入ることができて、そのタイミングで食事を受け取り、席に座る。それでも席を立つかどうかはそれぞれの時間になるため、席を探している人も多少ははいたが、昔の夢の国のレストランに比べれば、列に並んだり席を探したりする時間が格段に短くなっている。他方でスマホがなければ事前予約も注文もできない、ということにはなる。

 

時代はどんどん進化して、親がそれについて行けないと、子どもを楽しませることはできない。しかし考えてみれば子どもの頃、ダディのお父さんも事前に何やら研究していた風で、当日はマップ片手に、いかに時間のロスをなくして多くのアトラクションに乗るか、一生懸命考えていた。

 

テクノロジーの違いはあれど、親が子を楽しませたいという気持ち、そしてもちろん、子が夢の国にときめく気持ちは、いつの時代も変わらないようだ。りーちゃんも格別の笑顔で、ラプンツェを楽しんでいました。

 

 

レストランに描かれていたラプンツェ(逆さまですみません💦)