りーちゃんの隠し事

以前のブログで、りーちゃんは食べ終えた食器や食べかけのものを家の中で隠す、というお話を紹介した。

その後もそのクセというか習性というか、は変わらず、先日はお兄ちゃんが愛用していた大きなコップを、テーブルの下の椅子の上に隠すように置いてあった。しかも中身アリで、ダディがうっかり椅子を引くと、コップはテーブルの裏側の部品に当たって倒れ、辺りは水浸しに…。中身はおそらくは水だったので大事には至らなかったが、ジュースなどの甘い飲み物だったらもっと大変なことになっていた。計算したわけではないのだろうが、もし計算づくだったらあまりにも危険なトラップである。

この椅子はりーちゃん用の椅子なのだが、座るところに加えて足を置く台もあり、その下にもよく食器類や食べ終えた食べ物のゴミを隠す。最近はよく言い聞かせているせいか、食べ物そのものを隠すことは少なくなったが、死角になるエリアは要注意である。そもそもの話、りーちゃんも大きくなったのでそろそろ普通の椅子でも良いかもしれない。その方が死角は少ない。

さて、りーちゃんはまだオムツが必需品なのだが、例によって一人で早起きしたある朝、露出の高い服に着替えているりーちゃんが、どうやらオムツも自分で履き替えた形跡があった。ところが、脱いだはずのオムツがどこにも見当たらない。オムツ用のゴミ箱やキッチンのゴミ箱、トイレ、脱衣所、お風呂、果てはソファの裏や洗濯機の中などありとあらゆる場所を、マミとダディで探したのだが、やはり見つからない。

一体どこに隠したのだろう、モノがモノだけに見つからないのは困るよね、と夫婦で話していたのだが、どうにも見つからないのであきらめかけていた。しばらくして、洗濯物をたたみ終えたダディがりーちゃんの服を引出しに入れようとしたら…、あった。引出しの中である。とりあえず使用済みオムツに接触していた服は洗濯することにし、引出しは念入りに拭き掃除した。

これはどうにも困るなぁと思い、りーちゃんの目を見て真剣に、「脱いだオムツ、引出しに入れちゃダメよ」「りーちゃん、オムツは引出しダメよ」と言い聞かせる。叱られているということはりーちゃんもよくわかるようで、こちらの目を見ようとせず、目線は宙を泳ぎ何やらごまかそうとする態度になる。もう少し幼いころは、「わかった?」と聞くと目に涙を浮かべながら「うん、わかった」と答えていたのだが、今となってはそれもしない。

結局、親としてはわかってくれたのかどうかわからないまま、あまりしつこく叱っても良くないと思い切り上げるしかないのだが、こういうのはどうしたら良いのだろう。根気よく言い聞かせていればいつかわかってくれると信じているのだが…。

そういえば以前、脱走の話を書いたが、マミとダディで何度も「一人でお外はダメよ」「お外はマミ(ダディ)と一緒よ」と言い聞かせていたからか、その後は一度もない。他のことも、言い聞かせているうちにわかってくれるだろうと、根拠もなく楽観的なマミとダディなのでした。