りーちゃんの中学校生活が始まった。

通学はバスである。スクールバスのコース、停留所、時間が決まっていて、各生徒さんが決められた停留所に、決められた時間に集合する。

思えば小学校の頃は、少々遅れても問題なかった(いや、先生方にはご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした…)。しかし、バスとなるとそうはいかない。遅れてしまえば乗れないので、自力で支援学校までりーちゃんを送らなければならない。これは、普段からいろいろなことにいい加減な我が家にとってはかなりのプレッシャーだ。

今週で入学して2週目となるが、今のところはバスの時間に遅れたことはない。一度ギリギリだったことはあり、これがさらなるプレッシャーとなって、マミもダディも毎朝頑張っている(私たちなりに)。

りーちゃんは朝ごはんをスムーズに食べてくれないこともあるし、YouTubeに夢中になって着替えや歯磨きをしたがらないこともある。今朝も着替えをしようとしないのでダディが服を持ってきたのだが、りーちゃんは気に入らず時間のない中選びなおしとなった。さらには歯磨きも嫌がってしまい、無理やり口を開けさせて磨いた。

こうなると玄関でりーちゃんは機嫌が悪くなってしまう。靴もなかなか履こうとしないし、玄関を出た後もなんだかんだとグズグズ言う。歩きながら「がっこう、いかない!」と息巻いていたかと思えば、「あぁぁ、しゃーしわるい~」と不調を訴える。

 

それでも停留所に何とか間に合った。しかし今度はバスを待っている間に、おもむろにティッシュを出したかと思えば、わざとらしく咳をして唾をティッシュに出して、「なんか~、でちゃったぁ」と具合悪そうに訴える。普段はくしゃみして鼻水が出ても自分でティッシュを出そうとしないのに、こういう時だけは手際が良い。

 

こうした一連のりーちゃんの反抗を見て、ダディは笑いをこらえるのに必死、というかこらえきれずに笑ってしまう。そう、小学校の時と同様、停留所まで連れていくのはダディの役割なのです。

それでもバスに乗るとニコニコで、あごを「セルフ」でさすりながら、ダディにバイバイをして元気に学校へ向かったりーちゃん。これから3年間、バスの時間に遅れずに過ごせる自信は、全くございません…。