いよいよ卒業式が近づいてきたりーちゃん。学校では日々、卒業式の練習をしているらしい。

家で得意げに行っているのは、卒業証書をもらう練習である。「賞状、どうやってもらうの?」と聞くと、受け取ってお辞儀をするまでをやってくれる。その仕草はなかなかかわいらしい(親バカですみません)。

しかしりーちゃんは、小学校を卒業して4月から中学生になるという事実を、どこまで理解しているかわからない。「小学校、あと少しで終わりだよ」とマミやダディが言っても反応はないし、「もうすぐ中学生だね」と言っても、反応は薄い。1~2か月前は「ちゅうがくせ!おねーさん!」と自慢げに言っていたのだが、それも言わなくなってしまった。

そして今朝は、このところ久しくなかったはずのバトルが発生。りーちゃんが朝ご飯の終わりごろにヨーグルトを持ってきてしまったことが発端だった。それを食べることで時間がなくなってしまい、焦るマミやダディが無理やり服を着せたり歯磨きをさせたりしたところ、完全に不貞腐れてしまった。玄関にしゃがみこんで、「もう、がっこうやめる」と泣くりーちゃん。無理にやめなくても、あと少しで卒業なんだけどね。

親たちが強制的にやらせようとすればするほど、りーちゃんの拒否が強くなるという蟻地獄状態。頭ではわかっているけれども、時間と戦う中で、なかなか思うようにいきませんなぁ。

思えば6年生になってからは時間通りに歩いて学校へ行った回数も数えるほど。4年生くらいまではちゃんと間に合っていたのだけど、それはりーちゃんの抵抗が弱かったから。親が無理やり連れて行っていたにすぎなかったのだろう。中学校は支援学校のバスの乗っていくことになっているが、間に合わなかったら乗れないので、マミもダディも今から戦々恐々としている。

卒業式は、果たして時間通りに行けるのだろうか…。そして、卒業証書はちゃんと受け取ることができるのだろうか…。