こんなに長年の課題になるとは、あの頃は想像もつかなかった…。

何の話かというと、りーちゃんのトイレについてである。実はりーちゃんは、今もオムツが外れていない。しかしながら、2歳で保育園にいたころは、なんと、トイレでできていたのである。保育園の先生が、「りーちゃんはみんなのお手本なんですよ~」と嬉しそうに言ってくれたことは今でもよく覚えている。実際に保育園では、マミやダディが見ている前でもできていた。家のトイレではすることはなかったのだが、これなら今後、オムツトレーニングで悩むこともないかな、と楽観的に当時は考えていた。

しかし、それからおよそ10年経つが、いまだに家のトイレでできたことがない。

ただ、最近になって成功事例の報告がないこともない。いずれも放課後デイサービスにおいてなのだが、「今日はトイレできました!」と連絡帳に書いてあったり、帰りの引き渡しで直接言われたりする。家では全くできていないので、マミもダディも半信半疑なのだが、デイサービスでは確かにできることもあるようだ。できた時は「おねえさん!」と本人も得意げらしい。

学校の先生や放課後デイからの連絡によると、最近のりーちゃんは尿をためる傾向にあるという。そのため1回あたりの量が多く、服を濡らしてしまうこともある。一度たくさんでたのでしばらくは大丈夫、と思っていると、すぐにまた大量に出たりすることもあるらしい。おそらくデイサービスでの成功例は、溜めて溜めてもう限界、という状況での事例なのだろう。

家でもその傾向は見られる。先日のとある週末、りーちゃんは朝起きてから尿が全く出ず、そのままダンス教室に行って、ランチを食べ、帰宅してからようやく出たということがあった。マミもダディも心配したが、本人は無理やり我慢しているというわけではないらしく、平然としている。平日でも、以前は起床後にたいてい出ていたのだが、最近は出ないまま学校に行ってしまうこともある。

国語も算数も家では全く教えることがなく、学校とデイサービスで学んできたりーちゃん。トイレに関しても家ではほとんどトレーニングできていないが、学校やデイサービスでの指導でも、なかなかできるようになってくれない。それでも最近の成功事例は、できるようになる兆しなのだろうか。

それにしても、家族でもないりーちゃんの排泄のお世話をしてくれる先生方やスタッフの皆様には、感謝してもしきれない。いつも本当にありがとうございます。