先日、「りーちゃんの体調不良」で、りーちゃんは体調不良を訴えても99%は体調が悪くない、というお話をご紹介した。
しかし数日前、りーちゃんは本当に体調が悪くなった。風邪をひいたようで、咳はそれほどでもないが鼻水がたくさん出ている。普段は元気なりーちゃんも、冬になれば風邪をひくことはしばしばある。ただし風邪の時は、「しゃーしゃーりー」とは言わないし、体調悪いアピールもほとんどしない。だいたいの場合、たくさん出ている鼻水と目やにでこちらが風邪だと判断する。りーちゃんは鼻が詰まると目やにも出る。親として観察力が試されている。
やはり今後の自立を考えるので、風邪の時はりーちゃんに「鼻水が出たらティッシュでお鼻ブーするんだよ」と促すのだが、りーちゃんはなかなか自分でやろうとしない。その一方でマミやダディがティッシュで鼻を抑えて「はい、ブーして」というと、上手に鼻をかむ。全て自分でやれるようになるといいなと思うのだが、ここでもりーちゃんの成長はゆっくりだ。自分でできるようになるまで根気よく言い続けるしかないのだろう。親として忍耐力が試されている。
では学校や放課後デイで、誰も鼻を抑えてくれないときはどうしているのかというと、洋服の袖で鼻を拭いているようだ。風邪ひきさんのときは、帰宅後に脱ぎ捨てられた服はたいてい、袖が鼻水で汚れている。それに気がつかずに裏表のまま洗濯してしまったりすると、汚れがちゃんと落ちていないこともある。親として注意力が試されている。
実は家でも、りーちゃんの鼻水に気がついて、「りーちゃん、鼻が出てるよ。ティッシュとってくるから待ってて」などと言うと、りーちゃんは急いで服の袖で鼻を拭こうとする。「ああ~、ダメよ~」とマミやダディが言ってもお構いなし。まるでティッシュを取ってくる親と競争するように、りーちゃんは急いで拭く。親として機動力が試されている。
ちなみにりーちゃんは、普段は小児科クリニックに行くことを嫌がるのだが、本当に体調が悪いときはあまり嫌がらない。以前はかかりつけの先生に痛烈なキックを見舞ってしまったこともあったが…。その時は親として謝罪力が試された。今は、お医者さんに見てもらって薬をもらうと体調が良くなる、ということを何となくわかっているのだろうか。
こうしてりーちゃんが風邪をひくと、親としていろいろと試される。いや、風邪をひいていなくても、日常的にいろいろと試されていると思う。りーちゃんの成長に合わせて、マミもダディも成長させられる毎日です。