先日、「りーちゃんのなだめ方」で、映画ダンボの影響により、あごをさすりながら「うぅーん」と言うとりーちゃんが機嫌を直して動いてくれること、そしてダディが離れている時はりーちゃんがそれを「セルフ」でやること、などをご紹介した。
実を言うとこの「セルフ」は、3段階ある。まず第1段階として、あごをさする。第2段階は、手を手刀のような形にして人差し指側を自分のあごに打ち付ける。最後に第3段階は、髪の毛をつまんでピロピロする。こうして書いていて、なんのこっちゃよくわからん、という感じもするが、とにかくりーちゃんの「セルフ」は、必ずこの3つをセットで行う。
ただ、髪の毛ピロピロは単体でも行われる。歩いている時でも、車に乗っている時でも、テレビを見ている時でも、りーちゃんは何の前触れもなく髪の毛をピロピロし始める。それも結構な頻度で。「セルフ」よりも髪の毛ピロピロの方が多いというのが実感だ。
今までマミもダディもこの行動については「髪の毛ピロピロ」と呼んでいた。ダディからすると、りーちゃんはものすごい高速で髪の毛をピロピロしているので、「りーちゃん、ピロピロ上手いよね」と言っていたのだが、マミとしてはそもそも比較対象もいないし、何をもって上手いのかよくわからない、とかつては言っていた。
しかし改めてよくよく見てみると、ちょっと真似できない動きで、実際にマミもダディもりーちゃんと同じようには髪の毛をピロピロすることはできない。最近はマミも、「りーちゃん、器用だよね」と認めるに至った。
この髪の毛ピロピロは、りーちゃんの大好きなダンス教室の時も、ダンスをしながら、あるいは合間に、行われる。これを見たダンスの先生たちが、「今日もデンパ飛ばして絶好調でしたよ~」とマミに教えてくれた。「右手でも左手でもデンパ出してました~」と。確かにりーちゃんの髪の毛ピロピロは、アンテナから何やら電波を出しているように見える。
こうして、りーちゃんの髪の毛ピロピロは、この日を境に「デンパ出してる」と呼ばれるようになった。しかしりーちゃん、いったい誰と交信しているの?