まだ早いよと言いたくなるような
うだるような暑さが続いて
ただ、嫌になるくらいの暑さを感じると
またこの季節がきたと思えるのは
夏特有の感情だと思う
あの時は、まだこんな暑くはなくて
少し汗ばむくらいの暑さで
花小金井駅から10分間
制服姿で音楽を聴きながら
人生で感じたことのない感情と
ひたすらに向き合ったあの時間は
悲しい意味で特別だった
今に至るまで、
乗り越えるとかそういう類ではなく
時間が解決するというものでもなく
私は何かあの場所に忘れているものがあるという
違和感がずっと残ったまま過ごしている
だから、いつか行こうと思う
10分間のあの道を
悲しいの次元でもなかったあの場所に
もう一度足を運んだら
何か思い出せるものがある気がして
幸せな時も不幸な時も
人生ですから色々あるけど
どんな場面に直面しても
あなたならなんて言うかな、
と考えて生きてるよ
次また同じ季節が来た時は
10年の月日が経ちます
10年って、早いね
私にとって月日というものは
この日を軸に流れているような気がする
外の景色をずっと見ていた
花が綺麗に植えられていて
夏を感じさせる青い空が
花を一層綺麗に映えさせていて
ここで最期を迎えたいという願いを
叶えてあげられてよかったという父の顔と
受け入れられないと嘆く兄の笑った顔と
傍に座って手を握って離さなかった姉の涙と
苦しみの中でほんの一瞬いつもの笑顔を見せた母の姿を
しっかりと思い出して、忘れないで
それが悲しい記憶でも全部鮮明に覚えていたい
また、来年会いに行きます
今年は少し遅くなりました
ごめんね