会社員として働き出して数年が経ち、薬を飲まなくなりやっと気持ち的に普通の人間として生活しようとして近所のジムへ行った自分は3年位経過して、たまたまジムで見かけたスキューバダイビングのカウンターでダイビングに興味を持って、ライセンスを取得する講習を受けることにした。
そんなこともあって、特別熱心にゲイ活動をすることもなかったので、ゲイの恋愛については全くもって素人同然で免疫もなかった。ある時、偶然にゲイサウナで相手した男性に帰り際に声を掛けられて、お茶を飲んだのを機会としてその彼と付き合うことにした。
その彼は私と同年齢だった。確か2回目に会った時に食事した。3回目は彼の自宅へ行き、彼の母親に挨拶をした。彼は母親と暮らしていて、母親にはカミングアウトしている人であった。
それで次回会った時に、彼から未だ言っていないことがあって、是非に知らせたいことがあると告白された。私は何だろう?と、疑問に感じた。もしかして何か悪い病気?とか。彼の答えは言い難そうに、また、自信なさげに現在、失業中と言ってくれた。そして、イヤなら付き合ってくれなくても良いよと。
私は彼の様子を見て、何か精神を少し病んでるような感じを受けたし、余りにも付き合いが短か過ぎて、私自身が彼を支えることも出来ないので、「今、あなたは彼氏を見つけることではなくて、あなたの精神状態を普通にして通常に働くことを目指すのが先決だと思う。今の私はあなたを支えることは出来ないから、ゴメンね。」と言って付き合いを解消した。