かわいいしか海を越えられなかった? | Mr.BKのブログ

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みなさん とか 書いてますが ほぼ 自分に向けたメッセージ集です。
多分 5年後とか 読み返して 思わず 笑うんだと思います。

http://agora-web.jp/archives/1561790.html
上記の記事がありました。
日本のソフトウェアの分野で「かわいい」をテーマに扱ったものしか海を越えられなかった、海を越えられたのは女性たちが口コミをした「かわいい」だけだったと評したこの記事は視点をかわいいというのに限定しているところが中々斬新で面白く読ませてもらいました。しかしこの記事はちょっと視点が偏りすぎているし、海外というのをわかっていない人物が書いた記事だと感じました。

なぜ日本のソフトウェアが海外で流行らないのか。。。?

日本からは色々なソフトウェア企業が海外進出を努力しています。GREEしかりDeNAしかり…しかしどれもぱっとしませんね。GREEに至っては減収減益です。優秀な人々を雇っているはずのこれらの企業が何故海外進出にうまく乗り出せないのか…?

それはとっても簡単です。

そう!海外での生活経験がほとんど無い者がコンテンツ作成をしているからです。

GREEやDeNAは国内で大成功した企業です。海外進出は悲願だったのでしょうが残念ながら海外生活経験が豊富な人材が少なかったのでしょう。彼らが作り上げたコンテンツは国内では人気が出たのでしょうが海外で人気が出るはずが無いのです。

それは環境の違いにあります。

彼らが成功できた理由の根本は携帯電話の発達というのがあったのでしょう。携帯電話は二つの要素が無いと成立しません。一つは携帯自体の機器。もう一つは通信網の発達です。

日本というか東京、大阪の大都市圏の特徴は発達した鉄道網にあります。人口5000万人を集める世界最大の大都市東京圏は自宅から会社まで一時間電車に乗るというのが当たり前です。長時間通勤による無線通信網の拡充は自明だったと言えましょう。

そのため充実した通信網が確立し、GREEやDeNAのような企業が発展したと考えられます。そういわばこれらの企業は東京という特殊な地盤で成立できた企業と言って良いでしょう。

対して海外はどうでしょう。海外では鉄道網が発達した大都市圏というのはごくまれなのです。通常海外の都市というのは交通網の住み分けがされています。中央駅(セントラルステーション)というのがもうけられ近距離鉄道網が引かれます。遠距離に関しては空港からの飛行機利用というのが当然となります。対して都市内はバスが主流になる訳です。バスは利用した方ならわかると思いますが快適な日本のバスですら携帯をピコピコ押すのは難しい。しかも短い時間で乗り降りする訳です。そんな環境でゲームなんてする気になりません。

加えて海外の通信事情の低さがあります。某風雲児率いる大企業が低価格通信網を構築して以来、日本は極度に高品質通信網が発達しました。しかしああいう企業が無い海外ではそれら通信網を構築できるのはまだまだ先なのです。

そして海外、特に大陸では主に自動車社会。携帯電話をいじってはいられないのです。

これらを考慮に入れれば日本のビジネスモデルをそのまま海外に持ち込んで成功するわけがないとすぐわかるでしょう。しかし上記企業は若い企業ばかりです。そんなことわからずにイケイケドンドンで海外進出に夢を託してしまったのでしょう。うまくいくはずがありません。

ではなぜ「かわいい」は受けたのでしょう?

まずLINEについては別です。あれはかわいいという要素を加えた通信技術と考えなくてはなりません。無機質に近いスカイプやFacebookなどに対してかわいい要素が入ればそれは女性たちに人気が出るに決まっています。

そうなのです。「かわいい」はプラットホームに依存しないのです。否、プラットホームに依存しないのではなく、既に先進国であればプラットホームが整っていると考えるべきかもしれません。

高級なバック、機能的には劣るのに人気が出るのは何故でしょう?ビニール素材なのに高価なバックが売れるのは何故でしょうか?そうそこには「かわいい」と同様に「スタイリッシュ」などの感性が加わってくるからなのです。

感性というのを同調する環境は先進国であれば既に整っているのです。発展途上国では難しいでしょう。なぜならそれら高級品を購入できる資金が無いからです。それらはプラットホームが整っていないと言えますね。

市場となり得る国々ではすでに環境が整っており、「かわいい」というのは伝染さえすれば広がるのです。

かわいいしか海を越えられなかったとう記事。確かに正しくもあるのですが少しずれた観点かもしれません。