元気回復のブログ

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楽しいお酒の飲み方や競馬予想、日本各地の旅行など毎日の生活に元気が出る内容のブログです。

 
 今年の凱旋門賞は日本馬が上位独占か⁉
 
 今年の凱旋門賞がいよいよ10月5日発走と迫ってきた。日本調教馬の悲願とされている凱旋門賞制覇。その勝利の瞬間への期待が今年は高まりつつある。今年、日本勢はクロワデュノール、ビザンチンドリーム、アロヒアリイの3頭が出走を予定している。シンエンペラーは体調不良により、出走を回避した。
 日本馬3頭は前哨戦と位置づけられたレースをそれぞれ見事に勝利をおさめた。アロヒアリイは8月のGドルナノ賞(GⅡ)を楽勝、このレース3着のクアリフィカーが凱旋門賞前哨戦ニエル賞を勝利している。また、ビザンチンドリームは同じく前哨戦のフォア賞を勝利。クロワデュノールはプランスドランジュ賞(GⅢ)を首差勝利した。
 
 こうしたことから、現地、欧州でも日本馬に対する評価が高まってきている。このところ、ドバイやサウジでの日本馬の活躍は世界的に日本馬のステータスを押し上げており、そうしたことも評価の背景にあるのではないか。
 
 クロワデュノール
 
 また、これまで日本馬が結果を出せない要因とされてきたロンシャン競馬場の馬場状態、日程その他が日本馬にとってより良い方向に改善されてきている点もプラスとなっている。
 
 さて、気になるオッズだが、26日現在のブックメーカーのオッズではアヴァンチュール(牝4、仏)、ミニーホーク(牝3、愛)の2頭が5、0倍の1番人気、これに続くのがクロワデュノール(9、0倍)の3番人気、ビザンチンドリームが(11倍)4番人気、アロヒアリイは17、0倍の8番人気となっている。牝馬2頭が1番人気である。
 
 馬場についてはロンシャン名物のフォルスストレート(偽直線)で排水工事が行われ,馬場コンディションが改善され、日本馬にとって不利な要素が減るとされている。
 さて、当日の馬場状態だが、25日のフランスギャロは、「スープル」(JRAの基準では重)と予想している。重かよくて稍重か。あるいは良か今後の天候如何による。
 
 クロワディノール頑張れ‼
 
 日本各馬の馬場適性だが、ビザンチンドリームの父エピファネイアやアロヒアリイの父、デュラメンテは重を苦にしないとみられる。クロワディノールの父キタサンブラックも道悪を苦にしなかった。3頭の中での道悪適正値はクロワディノールが優っていると私はみている。(が、良馬場に越したことはないのかもしれない)
 
 私はクロワディノールと北村友一に期待したい。アロヒアリイはクロワと同じ3歳馬だが、力はクロワの方が上と思われる。ビザンチンは海外や長距離に実績があり期待もするが、やはり鞍上は日本人騎手で晴れ舞台を飾ってほしい。
 
 頑張れクロワディノール‼ 頑張れ北村友一‼
 
 でも2着までに収めてくれ。優勝はユタカさんにとっておいてください。
 

 ビザンチンドリーム


 

 

  三浦カズさんが当時のことをテレビで語っていた

 

 旧聞に属する話ですが、今年の1月頃放送のあったお笑いの山崎がMCを努める夜のトーク番組(しゃべくり007だったか)にカズさんが出ていた。三浦カズさん-レジェンドと言われて久しいが、われらのユタカさんも何かとレジェンドといわれるが、サッカーと競馬では体力的には一見してサッカーの方がきついかな~?競馬もきついよね。
 で、そのトーク番組だが、日本サッカー界のレジェンド三浦知良を知り尽くす、という切り口でカズさんのほか、当時のお仲間、武田さん、都並さん、前園(何故か呼び捨て)、野人?の岡野さんなどが出て遅れて現代表監督の森安さんも合流、これを達者なお笑い芸人たちが囲み山崎が進行するとう企画。で、話題の核心はもちろん日本が初めて参加した1998年ワールドカップフランス大会で、直前になってカズさん含め3人が22人の代表メンバーから外された経緯などがシリアスに語られる、といったもの。(ということは北沢さんもいたかな)
 
  1998年ワールドカップフランス大会 初の日本参加
  なぜカズさんはメンバーから外されたのか─残る不可解なやるせなさ
 
 この大会において、日本代表は登録メンバー22人のところ紅白試合の都合などでカズさんを含め25人を1次登録として招集、勇躍日本を出発した。そして現地入りする前の合宿地スイス・ニヨンにおいて最終登録22人〜外れる3人の名前が発表がされた。カズ、北沢、市川の3人の名前が岡田監督の口からついて出た。

 「カズ落選」─サッカーにはそれ程熱は入れ込んでなかった私でもそれは一つの衝撃的なことであった。(何で、それは無いんじゃないの)カズさんと北沢氏の二人は直ちに日本に帰国し、市川さんはチームに帯同した。日本のエースへの非常な通告は日本国内でも賛否が渦巻いた。

 岡田監督の弁は、試合を優勢、劣勢様々な場面を想定し使う選手を落とし込んだ時、カズを使う場面がどこにも無かった、というような趣旨だったと思う。フォワードは城を中心に、とも言っていた。

 残った22人の顔ぶれをどう見てもカズを外すことの理解に苦しむ。18歳の小野が股下スルーパスを一回見せたからって試合の向きが変わるべくもない。当時カズさんの調子が今ひとつの中、アンチの外せコールはあったと思う。が、それは今の森保ジャパンにおける長友さんと重なるが、森保さんはぶれてない。確かにカズさんは個の強いタレント(才能あるキャラクター)で単純な用兵は難しいかもしれないが、それを使いこなすのがトップを預からものの器量である。大事な舞台に臨んで、長く歩んできた日本の「サッカー道」の中で作戦も大事だが個々の選手の取捨選択を誤ってはいけない。ワールドカップなら尚さらである。残念だが岡田さんには監督の荷は重すぎた。

 

 魂はフランスに置かれたまま

 

 ワールドカップの日本の試合結果は皆さん承知のとおり為す術もなく3戦全敗に終わった。虚しさだけが残る日本の戦いぶりだった。

 帰国したカズさんと北沢さんは成田で記者会見に臨んだ。記者の質問は忘れたが落選に対するカズさんのネガティブなコメントを求めていたと思う。カズさんはこう応えた「代表としての誇り、魂みたいなものは向こうに置いてきた」

 燦然と輝く日本のサッカー史において岡田監督は取り返しのつかない間違いを犯してしまった。たとえ今から岡田さんが土下座して誤っても何も戻って来ないのである。

 レジェンドもいつかユニフォームを脱ぐ日がくるだろう。その時、引退の花道を造ってあげることが出来るのだろうか。

 魂はフランスに置かれたままである。

 

   

   
 
 
   

 

 

 

 

 
 豊マジックの正体
 
 メイショウタバルが宝塚記念を逃げ切って勝利した。同馬は前走ドバイターフにユタカ騎手鞍上に出走、レースは5着と敗れたものの折り合いもついて着差もさほどつかずいい形でレースを終えていた。その後宝塚記念にユタカ騎手で臨むと公表された時、私はおもしろい(勝負になるのではないか)ぞと感じた。折り合いがつけばだが。
 

 
 当日前売りオッズは7番人気だったが、他のメンバーの顔ぶれや戦績からすれば順当なところか。ゲートはまずまずの出で(隣のアーバンシックに挨拶変わりに幅寄せして)1コーナーでは引っ掛かることもなくハナに立った。途中、力んだ場面はあったようだが、いい感じでレースが運ばれた。ユタカ騎手曰く遅すぎず早すぎない丁度いいペース~他馬が追走するのに最後の脚を適度に削ぐ巡航速度だ。
 直線を向いた時、ユタカ騎手の思惑を十分警戒していた横山和べラジオオペラがタバルをかわすべく仕掛けた。一瞬かわしたように見えたがそれからタバルがユタカ騎手のステッキに応え二の脚を繰り出し3馬身差で快勝した。そこで実況アナが叫ぶ「豊マジック炸裂!」
 
 さて、この「豊マジック」だが、いかなるものなのか。レースにより多様な形があると思うのだが、今回の宝塚記念についてyoutubeの元騎手藤田伸二氏の見解を参考に分析すると、要素は二つ「ペース」と「コース取り」である。
 ペースはキタサンブラックを彷彿とさせる絶妙なラップなのではないか。ハロン11秒台から12秒台前半。他馬が追走するのに微妙に足を使わせる。ゴール入線時2着馬に3馬身差を着けていたいてラストが12秒5というラップは意外な気もするが、直線を向いた時一息入れたということか。
 もう一つがコース取りである。藤田伸二氏曰く「内側のさらに内側」と表現した。馬場は前日までの雨の影響で稍重。どの騎手も1頭分、2頭分内を空けて通るところ、タバル(ユタカ騎手)は「内側のさらに内側」を選択して走っていたという。稍重を苦にしないということと足の送りが右手前ということもあり、力むことなく内を利したコース取りで優位な展開に持ち込むことができた、と。
 かくして栄光のゴールが持ち受けていた。 
 
 人がつないでくれた馬の縁、馬がつないでくれた人の縁
        …人がいて、馬がいて、そしてまた人がいる
 
 前段がユタカ騎手のレース後のインタビューで放った言葉。後段は松本オーナーの座右の銘。
胸に染みるユタカ騎手の言葉である。翌日のスポーツ紙に「松本オーナー&石橋師と“メイショウの絆”」と見出しが踊る。3人は名馬メイショウサムソンの凱旋門賞に向けた石橋騎手からユタカ騎手への乗り替わりのエピソードから深い縁があり、物語りが紡がれてきた。いろいろな思いの中での格別な勝利─そう、ユタカ騎手は言葉を結んだ。 
 
 
 ちなみに馬券はタバル1頭軸3連複を買っていて直線で3着はあるなと思った次の刹那、タバルの脚色を見て勝つ!と思って椅子から転げそうになった。
 ただ、ジャスティンパレスは紐づけせず馬券はアウトでした。が、凄い満足なレースではありました。
 
 タバルよ、次の物語りを紡いでいってくれ。