基本的に顧客には恵まれてる。

仕事も好きだ。

 

だから会社がどんなに酷くても頑張ってこれた。

でも時にはおかしな人もいる。

 

 

 

その顧客はあまりにも言ってる事が支離滅裂だった。

そういう場合でもたいがい腹を立てる事も無く理由や経緯を説明し納得して頂くのだが、その方はまるで話を聞こうとしない。

それどころか思い込みで怒鳴り散らす。

 

「あんたんところの仕事がひでえんじゃ!!

 責任者だせよ、おらああああ!!!」

 

アタマから湯気を出しながらデカい声で叫んでる様子を見て、なんだか冷静になった。

 

普通はここで「申し訳ございません」と謝罪するのだろう。

だが明らかにこちらに非がない。

 

 

なおも喚き散らす顧客に、こう言った。

 

 

「責任者は私です。

 ウチのショクニンは、そんな仕事しません!

 嫌ならお代は返しますから、ご自分でどうぞ」

 

 

 

 

数日後。

そいつの上司が謝罪に来た。

 

顧客リストの名前には本名ではなく「キチ〇イ様」と書いて保管してある(笑)