赤い谷の尼僧院 | ルンタに乗って ~チベットに魅せられた或る日本人の手記~

ルンタに乗って ~チベットに魅せられた或る日本人の手記~

チベットのこと、中国生活のこと、徒然なるままに

腹ごしらえをして、次はサムテン・チューベルリン(南宗尼姑寺)という

尼僧院へ向かいました。

 

 

化隆の町から、タクシーです。

 

 

坎布拉国家森林公園の中をひたすら進んでいきます。

眺めは最高キラキラ

 

 

タクシーの運ちゃん

「お前…尼僧院に行くってまさか出家するのか?!」

 

kame「えっ…滝汗

 

運ちゃん「まだ16、18歳だろ!?考え直したほうが良い!」

 

kame「…(童顔のアラサーだけど…なんか面白いから黙ってよう)」

 

運ちゃん「親は反対しなかったのか?!

 

結婚相手がいないんだったら俺の親戚を紹介してやろう!

 

あぁ…もう少しよく考えなさい…

 

結婚してから出家してもいいだろ?  (←えっ?)

 

あぁぁぁ…もったいない」

 

 

そんなやり取りをして2時間半

途中から道なき道も走り、対向車すらなくなった頃…

 

 

 

夕焼けに染まった美しい赤土の谷に突如現れた寺院。

 

 

目的地、サムテン・チューベルリンに到着しました笑い泣き

遠かった…。

 

 

この尼僧院はチベット仏教ニンマ派のお寺で、

9世紀ごろからの古い寺院のようです。

 

なかなか癒しパワーが溢れる場所で、とても気に入りました~。

 

 

 

もう夕方なので、お堂には誰もいませんでしたが…ショボーン

 

 

 

 

僧坊のほうには、アニ(尼僧)の方々がいました!

 

川で洗濯や野菜を洗っているアニも。

 

 

 

正直、私はアニや山での暮らしに憧れていました。

 

でも実際、こんな山奥で生活するのは相当な覚悟が必要ですね。

まだまだ私には出家は早いようですww

 

 

でも素朴で素敵な尼僧院でした。

 

 

 

運ちゃん「出家を思いとどまったか!良かった!

さあ帰ろう!」

 

kame「う、うん(結局最後まで出家しに行くと勘違いしてたな…)」

 

 

 

 

 

夜は阿岱の町に戻って適当なホテルに泊まりました。

 

 

さすが回族エリア、洗面所にはムスリム専用のポットがありました音譜