DAY6
今日は、山にハイキングへ、ヤラン(牙浪)村に行くことにしました。
レゴンの町からタクシーで山道を走り30分ほどで着きます。
タクシーの中で、昨日トゥーダンから貰ったパン(直径30cm)を朝ごはんとして
食べていたら、運ちゃんに半分欲しいと言われ半分こww
他にも、運ちゃんの兄が幼少期ラマになった話や、
オオカミの撃退の仕方とか、チベットの鷲のかっこよさなんかを
色々と教えてくれました。
まずはヤラン・ゴンパでお参りを~。
各村には大なり小なり必ずゴンパがあります。
良い感じに小さくて古くて、3人の村人がコルラをしていました。
私が近づくと満面の笑みで手招いてくださり、
チベット語で何を言っているのかさっぱりわかりませんでしたが、
わーわー笑いながら4人でコルラ
言葉は通じなくても、とても幸せな気持ちになりました。
ヤラン・ゴンパの隣には建設中のキンキラなゴンパがあり、
完成したら今のゴンパは取り壊し、新しい方に移設するそうです。
私は古いヤラン・ゴンパが素敵だと思いましたが、
チベット族の考え方としては、古いお堂というのは仏様に失礼なんだそうです。
新しくても古くても、ここの人たちの祈りの場として、憩いの場として、
ゴンパが存在していればいいな思います
参拝後、山の中へハイキング~。
ヤギや、ヤクがちらほら…
かわいい~
…って思ったのも束の間…
山を奥に進むに連れて、谷は細くなり
どんどん縮まる動物達との距離!最短4mくらい…!
超ご立派な角を持ち、山肌を軽快に駆けるヤギ。
全長2mはあるヤク…
角で頭突きされたり、突進されたりしたら終わりちゃうの…
そうこう考えてる間にも、だんだん動物達はじりじりと近寄ってきて…
ふえぇぇぇん
こわいよ~~~帰りたいよ~~~
!!
(実際に恐すぎて半泣き状態でしたww)
「ホーーーーーーーっ!!!」
!?
「ホーーーーーーーっ!!!」
!?!?
山肌に人がいる!!!
そしてヤクと共に砂埃を立てて、結構なスピードでこっちに向かってきました!!
「あなた、なんでこんなところにいるの~!?!?」
近づいてきたのはチベット族の女の子でした。
女の子「あなたこんな所一人で歩いて、オオカミとか怖くないの?」
えっっっっ
オオカミいるの?!
朝タクシーの運ちゃんがオオカミの撃退法を教えてくれたのは、
雑談ではなく警告だったことに気づく
女の子「私は平気。ヤク達がいればオオカミは近寄ってこないから」
な、なんと…
彼女はジョーマと名乗り、いつもこの辺りでヤギやヤクを放牧しているのだそうです。
あぁ…さっき近づいてきた動物たちは、
野生ではなく皆人間に放牧されてたんですね…
そして怖がるべきものはオオカミだったんですね…ふぇぇ
お昼時だったので、持っていたパンをジョーマと更に半分こ
ジョーマ「ねぇ、うちに遊びにおいでよ!!
ちょっと待ってて、ヤク達を置いてくるから!!」
ここの人たちはなんでこんなに気さくなの!!??
ありがとう~行きます~~!!!
ジョーマに追われ、従うヤク達…。今となってはかわいいかも…
というわけで続きはジョーマのお宅訪問篇です!