お昼からはニェントホ・ゴンパに向かいました。
ここはレゴンの町から歩いて行けます。
今回の旅で10軒目のお寺ですww
kame流巡礼の仕方ですが、基本的には「コルラ」をしています。
「コルラ」とは、お寺のお堂や仏塔、或いはお寺全体、
そのほか山や湖など聖なるものの周りを時計回りに回ることです。
チベットのお寺(ゴンパ)にはほぼ必ず誰かがコルラをしているので、
その人達の後をついて一緒に回る、という感じです。
マニ車があれば回しながら歩きます。
たったこれだけのことなんですが、不思議と楽しくて癒されます
(あくまで個人の感想ですwあしからずww)
このニェントホ・ゴンパのあるニェントホ村は、吐蕃時代(7-9世紀)、
衛兵達の駐屯地だったそうです。なんかカッコウィ~
だからでしょうか、兵士達が壁に描かれている廟があったり、
槍のようなオブジェも。
お寺の周りを一周コルラ(ほぼハイキング)後、
ニェントホ・ゴンパへお邪魔します~。
ここは400年前の仏画の壁画が残っているそうで、是非見たく…。
どこにあるかわからないので、通りすがりのラマ僧に聞きました。
kame「デモデモー(こんにちは)、昔の壁画ってどこにありますか?」
ラマ「…どこからきたの?」
kame「日本だよ」
ラマ「…ちょっと待って、壁画のお堂を開けてあげる。
その前にうちでお茶でもいかがですか」
デ・ジャ・ビュww!!!???
もちろん行くよーーーっ!!!
お茶をいただきながら、この辺りのゴンパを参拝していること、
チベットが大好きなこと、日本にはダライラマの事務局があること…
色々話しました。
トゥーダンと名乗ったそのラマは参拝の記念にと、チベット仏教の本と、
自分が3年使ったという数珠と、モーモー(パン)をくれました。
ありがたや
そして、壁画の仏殿を開けに…
仏殿の鍵は400年前から変わっていないんだそう!!!
か、かっこいい~~~まるで映画みたい!
仏殿の中に入ると…
壁にはボロボロになった壁画が
トゥーダン「ここは文化大革命の時に食物倉庫として使われて、
そのとき壁に泥を塗って仏画を隠されてしまったんです。
革命が終わって、泥をはがしたら、こんな悲惨な姿になってしまいました…」
トゥーダンはうっすらと涙を浮かべてそう言いました。
文革の傷跡、見ていてとても悲しかった。
それでも所々に残った壁画は、力強く、一層美しく見えたのでした。
トゥーダン「そうだ、今夜は友人と外で夕食を食べるんだけど、
あなたも来ますか?」
kame「いいの!?行きます行きます!!」
5人ほど集まった友人とはもちろん全員ラマでした
私にとってはラマ・パラダイスww
若いラマ「肉が食べたい」
トゥーダン「え~、じゃあ肉は1皿だけね」
老いたラマ「苦瓜が欲しい」
お坊さん達の会話に萌えながらw
楽しいディナーをいただいたのでした