事前に情報など調べずに寄っただけですが、表参道のGYREギャラリーの「ザドック・ベン=デイヴィッド セカンド・ネイチャー」を見ました。これはかなり良かったです。

                                         《The Other Side of Midnight》
最初の展示室は黒幕で覆われていて展示はこれ一つ。カラフルで美しい蝶がびっしりです。
        
よく見ると、蝶でなく小さな人に蝶の羽が付いています。

裏も何かがびっしり書き込まれています。
       
いわゆる甲虫、ゴキブリとか。人によっては気持ち悪いと感じるかも。同じ虫なのに、という問いを感覚的に突きつけてきます。


                《Blackfield》
次の展示室はアルミですかね、黒塗りの小さな植物が敷き詰められています。何で黒なんだろう、と思ったら

裏に回るとカラフルに描かれています。
      
実際にある植物なのでしょうか、過剰なくらいカラフルで、架空の植物みたいです。
      
次の展示室には同じ植物のもう少し大きいものが、鏡を背に並べられています。こちらの黒が現実で、鏡の向こうのカラフルな植物は失われた別世界みたいです。黒は環境破壊とかを象徴しているのでしょうか、どっちが表で裏?

これはもっと大きくて、黒は裏になっています。奥のほうの花には蝶がとまっていますが、それも裏は黒。生と死が表裏一体。


            《Evolution and Theory》
人類の進化や人類が科学の歴史で作ってきた道具、動力やガス、望遠鏡などが順番もなくコラージュのように描かれています。他の作品の世界を時間的に広げたようなものですかね。

      
これは両面黒で甲虫と人が同じ大きさで混ざっています。最初のインスタレーションの変奏曲ですね。

映像作品もあります。
    
        《Same place Other Times (Panorama)》
草原に色とりどりの植物がありますが
    
だんだん色が落ちてきて
    
草原は渇き、植物は真っ黒に。ループになっていて、ここからまた色がついていきます。

      
          《Conversation Peace》
もう一つ映像作品。黒地を人の形に抜いた映像にはカラフルな蝶や植物が現れますが、
      

黒い虫でいっぱいになり
      
燃えて砂漠になります。これもループしています。これはかなり直球の強烈なメッセージですね。


これはギャラリーでなく、もっと大きな美術館くらいの場所でもっと作品を見たいですね。