暑いから理屈こねずにノー天気に行きます。

アート好きならGINZA SIXの吹き抜けアート「BIG CAT BANG」を既に見た人は多いでしょう。

高級ファッションブランドやカメラのライカなどが入る銀座のショッピングセンターに、この騒々しくバカバカしい宇宙服を着た猫の大群。

岡本太郎の「太陽の塔」を宇宙船「LUCA号」と称して、太古にこれに乗って地球にやって来た猫たち活躍と衰退の物語動画も展示されています。

ヤノベケンジは幼少期に大阪万博で太陽の塔と、万博が終わって廃墟になった会場を体験したことから、太郎へのオマージュとしてこれを制作したそうです。廃墟? まあ難しいこと考えずにノー天気に楽しみましょう。

青山の岡本太郎記念館でも「太郎と猫と太陽と」と称して宇宙猫が席巻しています。

中に入りきれない程大きな宇宙猫が庭を占拠し、

驚いた太陽の塔は二階からただ遠巻きに見るばかり。

二階展示室にも「LUCA号」と宇宙猫たち。

一応、展覧会なのでドローイングなどの資料やインタビュー映像なども流されています。

オマージュ―というよりコラボですね、この壁の左下隅にはネズミもいます。

これ、うまいなあ。

宇宙猫たちは太郎のアトリエ跡にも侵入し、やりたい放題。

ネコふんじゃった、ならぬネコがピアノふんじゃったり。

何と太郎の肩にまで馴れ馴れしく。

もうやりたい放題。
宇宙猫とは何かとかアレはこれかコレはどーしてどーなったとか、メタファーだとかアイロニーだとかグッズ多くて商売っ気出し過ぎだとか、そういうことは一切考えずに(最後のは考えた方がいいかも)、ひたすらこのバカバカしさをノー天気に楽しみましょう。

そういえば大阪あたりでまた万博をやるとかやらないとかって話がありますが、もし開催したらそこも宇宙猫に制圧されてしまうでしょうね、きっと。