束の間の夏模様の晴れ間後、

再度、気温が低い日々のベルギーです。

 

さて昨年の小旅行記(先回はこちら)、

今回は4回目、そしてこのシリーズの最後となります。

 

オランダ3日目最終日は、アムステルダムの街歩きに加え、

カルチャー色も少し入れてという予定。

 

娘の希望で、フィルムミュージアムへ

 

 

 

映画関係のミュージアムがあるとは、

私は全く知りませんでしたが、

 

そこはやはり、この職種の娘の事、

情報をキャッチしていたのでしょうウインク

 

昨年の夏もコロナ禍、

美術館、博物館など全て人数制限のため予約制でした。

 

という事で、午後の訪問予定の時間までは、

再びゆったりと街歩きを。

 

先ずはこの場所で朝食

 

 

教会の一部が改装され、

カフェとしてテラス席が作られています。

 

遠方から眺める教会の全体像はこのような感じです。

 

 

食事後は、

私が一目見たかった景色方面へと向かいます。

 

 

画家のモネが、アムステルダム滞在中に、

運河、教会と共に描いた景色の一つ。

 

(画像はお借りしました)

 

教会、運河とも変化なく受け継がれていて、しかも、

ここにモネが佇んでいた、という事にも心を寄せながら歩きます。

 

 

 

そして午後の予約時間には映画博物館へ。

アムステルダムの鉄道駅裏から、フェリーで3分ほどです。

 

この時期の特設展は、

ベルギー出身の女流監督「シャンタル・アッケルマン」について

 

 

1950年生まれの彼女は、

女流監督の舳先と言われる存在。

 

こちらは、彼女が18歳の時、自作自演で製作した

短編映画 「私の街をぶっ飛ばす」!

 

 

(言語らしきものはありませんので、もしよろしければご覧ください)

 

彼女はユダヤ系で、彼女の母親が、

家族中ただ一人の、アウシュビッツからの生還者という事もあり、

 

一生、ユダヤ人という事実を背負っていた様子が、

この展覧会を通して感じられました。

 

彼女の母親も、

昔の思い出を語る事はなかったという事ですが、

 

彼女自身も、

あまりその事につき、公言する機会はなかった様です。

 

ただ彼女の代表作と言われているのが、こちらなのですが・・・

(筋書きの説明文ですが)

 

この映画製作に関してのインタビューで、

彼女はユダヤ人について次のように語っています。

 

「ユダヤ人家庭での時間使いの規則正しさは、

他の事を考える余地を作らないために行われている」

 

アウシュビッツからの生還者を母に持つ彼女として、

彼女自身が肌で感じていた感覚なのだろうと思われますが、

 

2015年に命が絶えた彼女に関しては、

 

「その一年半前に亡くなった母の死を、

受け入れることが難しかったのだろう」

 

という様な憶測もされている様子です。

 

もしこれが真実だとすればの話ですが・・・

 

表現者、演出者の仕事の中に、

自分自身の人生での経験、体験が大いに滲み出るとした時、

 

彼女の母親に対する思い、そして社会の中での葛藤は、

彼女に一体何をもたらしたのだろうかと・・・深くく考えさせられました。

 

特に脚本を手掛けるとなると、

各々の場面に没頭し集中するのでしょうし、

(作家さんも同様でしょうか・・・)

 

創作の世界と、現実的な自分のおかれている世界の間を、

彷徨う様な感覚もあるのかもしれないですね。

 

私自身、脚本を手掛けている時期の娘からは、

その様な空気感を感じる事もあり、

 

この様な時には、心身のバランスを、

充分に保ちながら進んで欲しい、とも感じるのです。

 

ただこの辺り、聴衆に伝わるためには、

ある意味、完璧主義的な感性を持ちながらの努力も必要でしょうし、

 

この「バランスを取る」、という言葉の裏側にある物は、

非常に難しいところだとも思っています。

 

娘が、この特設展から何を感じていたのか、

ハッキリした事は分かりませんが、

 

一言、「あの代表作、25歳の時の作品だよ~」

と感嘆の声はあげていました。

 

 話は少し逸れますが、

 今現在娘は、来年春の撮影に向かい準備を進めており、

 何度かの書き直しを繰り返したシナリオは出来上がり、

 キャスト陣も決定し、後はコロナによる規制が緩み次第、

 ロケーション探しなどに専念できる様子です。

 このブログでも、キャスティングのお願いをさせて頂きましたので、

 一応、現状報告です、その節はありがとうございました!

 

 

その後、夜の帰りの電車時間までの緩い予定を立てながら(笑)、

暫し、駅の反対側の運河脇にて一休み。

 

 

そして、鉄道駅に向かう前に、

アムステルダムでの最後の食事です。

 

 

食事と言っても、娘によると、

中東でのファーストフード的な一皿

(これもヴェジタリアンの娘の選択です)

 

ファーストフードとは言っても、

お野菜は結構豊富ですし、とても美味しく頂きました。

 

 

駅へと歩く道で、自転車と運河とのショットでオランダに別れを告げ、

ベルギーへの帰路についたのでした。

 

 

これで4回に渡る昨年の小旅行記は終了です。

 

最後までお読み下さりありがとうございました!