遅ればせながら・・・

明けましておめでとうございます。

 

皆様方には素晴らしい一年となられます様、

心よりお祈り致しております。

 

 

毎回、この時期に書いてしまうのですが、

ヨーロッパでの年明けは、本当に呆気なく・・・

 

我が家でも、元旦を除いては、

大晦日も、又、2日からも、

 

仕事関係の

クライアントさんが出入りされておりました。

 

特に主人の楽器関係の仕事では、

休暇中に調整を済ませたい方も多いのでしょう・・・

家中、賑わっておりました。

 

こんな時私は、

この様な情景を胸に、時を過ごします。

 

 

 

 

12月の帰国時、元実家近くの

氏神様へのお参り時に撮影した物ですが、

 

晴天に加え、人通りもあまりなく、

静謐さに、心安らぐ一時を過ごしました。

 

ここでのお参り後、私の密やかな楽しみが、

境内裏手の池を眺める事。

 

 

 

 

陽光を求め、我先にと岩に上る亀たちを見掛けると、

 

この穏やかな時間を、

永遠に味わって行きたい気分にもなります(笑)

 

 

 

さて、タイトルの供養なのですが・・・

 

娘が今、私の父の故郷を訪れ、

自分用の記録も兼ね、撮影をしているのです。

 

娘は、12月から東京に滞在しており、

今回は2か月間の長丁場となっておりますが、

 

私の父の故郷、尾道まで2往復のプログラムを組み、

新幹線は利用せずに「青春18切符」での移動の様です。

 

ヨーロッパではバックパック旅行に慣れている彼女ですが、

今回は、カメラバッグに小トランク、という出で立ちの模様。

 

今朝無事に、

2回目の旅行に発ったようですが、

 

新年早々には、酷い喉と耳の炎症に悩まされ、

東京滞在中、お医者さまのお世話にもなった様子です。

 

この様な突発事項が起こると、

彼女が日本語が話せて本当に良かった、と思うのです。

 

思い起こせば、彼女が誕生した折に、

私が娘に分け与えてあげられる物は何か・・・

 

と自問した時、

 

「音楽なのでは?」

と仰られる周囲の方のお言葉を聞きながらも、

 

私の中では、

「日本語を通して自然に文化に親しんでくれたら」

という思いが強く湧き上がり、

 

周りの意見や批評は気にせず・・・(苦笑)、

その方向へ進んでいた自分の姿が蘇ります。

 

普通に日本語を話し、言葉を理解する事から、

独特の情緒も感じてくれたら・・・

 

という、異国に住み、ハーフの子を持つ母親の、

儚い夢だった様な気も致します。

 

 

さて娘は、11月に最新作の短編映画が公開され、

ベルギーの映画祭などでも上映されているのですが、

 

今現在は、

次作の長編映画に向け、シナリオ執筆中なのです。

 

執筆中は、場所の自由もききますし、

同時に、自分用の記録としての撮影も行いたいと、

今回の日本滞在を決めた様子です。

 

思えば、一昨年の春に娘を連れ父の故郷を訪れた時、

彼女は自分の祖父の生家をお初に眺めた事になります。

 

父の実家は、

尾道より山方面、森林地帯にあるのですが、

 

何年か前に伯母が菩提寺に寄贈し、

今は、お寺さんの別棟として使用されています。

 

そのため、殆どの建物が、以前同様の姿で残っており、

一昨年、私が従妹とこの場所を訪れた時にも、

 

普段は足を延ばさないであろう様な、裏の裏の方まで、

年甲斐もなく、はしゃぎ気味に見て回ったものでした。

 

東京から広島方面は、私の幼少時代は、

7,8時間は掛かりましたから、毎年行ける訳でもなく、

 

訪問時に、たまたま従妹家族に遭遇すると、

それはそれは嬉しく、

 

古い家具類が、全て隠れん坊のお供となり、

祖母を心配させたような記憶があります。

 

全ての思い出が彷彿とされる様に、

一昨年のこの訪問は、私の胸にも深く刻まれた物でした。

 

 

その折に同行していた娘は、

「思っていたより大きくて驚いたけど・・・」

 

と感想を述べた程度で、

父の生家についての、深い話はせずに終わっておりました。

 

私の父は娘が3歳の時に他界しておりますので、

娘にとっての祖父との思い出は、写真を通してが殆どです。

 

ただこうして、生家の存在を実際に肌で感じた事で、

祖父のイメージがどの様に膨らんだものなのか、

 

今回の滞在で、彼女自身、

何を何のために残しておきたいのか・・・、

 

これは、

私自身にとって、大変に興味のある事なのです。

 

そして、

出来上がる映像を心待ちにしているのも勿論ですが、

 

娘が、自分のルーツを探るかの様に、

自らこの場所に赴いてくれた事、

 

想像だけでなく、

こうして実行してくれた事が、

 

私の中では、

父、又その祖先への供養である様な気がし、

 

誰にともなく、

感謝の気持ちが湧いて来る次第です。

 

 

ところで今朝は娘から、質問という事で、

この近辺の地図が送られてきました。

 

住所入力をしても、

別な場所が表示される事からなのですが、

 

確かに衛星写真で眺めても、

森林地帯に屋根が眺められるのみで、

 

全て、マップで検索し移動する世代の娘には、

不安だったのでしょうね。

 

その後、場所の確認も出来た事ですので、

実際にも、迷わずに見付けてくれる事と思いますが・・・

 

 

 

 

長い記事にお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

今年もよろしくお願い致します。

 

 

 

追記

 

先程、娘から、亡祖父の生家を訪れたとの報告があり、

何枚か写真が送られて参りました。

 

私の中に生きている、尾道の思い出が

正にこの雰囲気なので・・・

 

私事ではありますが、こちらにもアップさせて頂きます。

 

 

こうして、修復され残存されている事自体が、

本当に有難く嬉しい限りです。

 

こちらの山門は、

映画撮影等への使用依頼が多かったらしいのですが・・・

 

 

 

私の祖母が生存中は許可せず、

外側からのみ、撮影されていたそうです(苦笑)

 

最近では、解禁になっていると聞いておりますが・・・

 

そしてもう一枚、娘からの写真

尾道の夕暮れだそうです。

 

 

 

お付き合い下さりありがとうございました。