カラッとした素晴らしい秋晴れの日々が続いております。
日本の秋の紅色はこちらでは殆ど眺められませんが、今の私の状況からでしょうか・・・

落ち葉前の葉の色付きやその周りの光りの輝きから、
黄昏という言葉を重ね合わせて考えてしまいます。

今日は悲しい内容となりますので、スルーされて下さっても構いません。

この景色を、ベッドから眺められる病室に入り一週間目、義父が永眠致しました。


大手術後この病室に運ばれ、
「ヴァカンスに来ている様・・・」「大手術の効果は大きいのだろうね」と語っていた義父。

結局、この午後に面会に行っておりました私共家族3人に(主人、娘と私)看取られ、
大きな苦しみもなく、旅立った形となりました。

病名としては壊疽でしたが、
大手術を開始した段階で骨までの転移が見られ、医師団も手術開始を後悔した様子で、

この日、病院に着き次第、
緩和療法のモルヒネの増量に関しての医師からの問いがあり・・・

ただ危篤状態に陥る前に家族に連絡をと言われ、
それを為した後、
義父の病室の下で待機していた状況でした。

鎮痛剤使用のせいか、時々開く眼も虚ろではありましたが、
それでも私共の名前を、一人づつ、理解出来る様に発音しておりました。

この前日までは、病院側の食事は喉を通らないながらも、
私共が持参していた果物などは、食しており、

柿を美味しい美味しいと言いながら、
数秒掛けて両手の親指を上に向け、
いいねポーズを取ったりという一幕もありました。

この日、病室を去る間際に
「又明日」と伝えた時、

「ありがとう、私は幸せ者だ」
とのか細い声での返答が、私共への義父の最後の話声となりました。

結局、必要以上の投薬もせずに去る事が出来、
自然に静かな最期となった事は彼にとっては救いであったかもしれません。



今は事務的な手続き等で、他の兄弟達とのコンタクトも多くありますが、
全員一致で、義父を偲ぶ、子供達、孫達での会という形式の葬儀という事に決定し、

義父の想い出の写真のスライドショー、
又孫達により、この秋模様に因んだ施しも為される事になっております。

世間や社会でのコミュニケーションという点では時に、
浮世離れしている部分もあった義父でしたが、

彼を想いながら、家族だけでの集いが出来るという事を、
義父も好ましく考える事と、皆で信じている次第です。

こちらは秋色の家の庭ですが・・・


皆での想い出会の後、
この庭を眺めながら、これまた皆で、食事を取る事となっております・・・