待ちに待った春が、と思ったのも束の間、

肌寒い日と雨の再来に、暖房のお世話になり、又、薪を燃やしたりもしております。


暖かな日々と共に、徐々に花が開いていた藤は、

不順な天候に沈みがちな気分を、柔らかく包み込んでくれる様に、優しい色合いで満開となっております。


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寒さが逆戻りはしたものの、木々も大分葉を付け、それぞれの色彩が、最も新鮮に感じられる季節です。


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実は、この藤の花が終わってしまう前に、お呼びしたいと思っていた方があり、

昨日、その願いが叶い、以前の記事に書きました(2013年4月8日)、友人夫妻がいらっしゃいました。


友人の奥様は先月中旬、手術を無事終えられ、今週からは化学療法を受けられております。


3年前、私共が今の家への引越しに悪戦苦闘しておりました時、

このご夫妻は、自ら申し出られてお手伝いにいらして下さったのですが、


その折に、窓辺に藤の枝が伸びているのを 「あら、藤があるのね~ とても綺麗よね!」

と喜びの声を発しながら、見つめていらした彼女でした。



「藤の花が終わる前に、もしよろしければ、いらして下さい」と、メールをお送りしたその日に、

「その日なら丁度良かったわ、是非・・・」とのお返事をお電話で頂き、


「伝えておいた方が良いわね、生のお肉お魚、又、甲殻類は禁止されているけれど・・・」

と仰られる彼女のために、メニュー選びが始まっていたのでした。



結局、体に優しい物、と考えている内に、和食の献立が頭に浮かんで参り、

焼きうどんや豆腐などを中心として、皆でお箸で頂き、又、野菜やフルーツサラダも付け加えたのでした。



少し遅れ気味にいらしたご夫妻。

彼女は、いらっしゃる直前には気分が優れられず、一時間体を休めていらしたそうで、


「体のそれぞれの部分が、バラバラになりそうな変な気分」との事。

それでも笑顔を絶やされず、帰られる間際には「着いた時より大分気分が良くなった」

とも仰られてはおりましたが。



化学療法の副作用としての脱毛は、彼女の場合にも、すでに出始めている、という事から、

「明日、髪の毛を切りに行くの。今日がこの髪型の最後の日。

 又生えて来るとは言うけれど、やはり、これは相当に・・・


と次の言葉が発せられないままの彼女。

その後の生活は、”かつら”とターバンを巻いて、と私に説明されておりましたが・・・


この会話の中で、彼女がいつになくきつく、

「ショートヘアではなく、全く何も無い状態になるのよ!」と言われていたのが非常に心に引っ掛かりましたが、


ご主人の方も、今までのロングヘアーを失うショックの真っ只中にいる彼女について、

家の主人に話されていたそうです。


ご主人は、大変に博学で、優しい方でいらっしゃいますが、


何事も全て理解し、把握されないと気が済まない(カルテジアンに繋がるでしょうか)、という性格もあり、

今回の奥様の病気に関しては、非常に難しい時間を過ごしていると、ご自分で言われておりました。


医師、病院側、本人、誰一人として、最良の道に関して、完璧な意見を言える者はいない、

というシチュエーションに、非常にジレンマを感じられているご様子でした。


それでも、彼女の闘病生活の第一の難関となる翌日を前に (ショートカットにされる前に)

この藤の花を眺め、笑いながら過ごす一時を一緒に持てた事は、幸いだったと仰られながら、

我が家を後にされました。


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ところで、せめて心には春気分をと、少々写真で遊んでしまいましたので、

お時間のある方はお付合い下さいませ。


何か思う所があるのか、修復中の池に向い、瞑想する猫君。


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間違えて、フラッシュ付き撮影で、こんな事に。


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庭で見つけた花々、


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小さな花瓶に飾り、シンプル、禅の世界と思っていた所、娘には、貧弱と一笑された物。


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カタルパノの幹のこぶに何かが


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家の草花大好きのカタツムリ君のお休み場所でした


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最後までのお付合い、ありがとうございました。