タイトルの横文字はフラマン語で、”青い雨”という意味ですが、
これはある花の事を言い表しているのです。
こちら、藤の事です。
こちらの方は、淡い紫色の藤が房状に垂れ連なる様子を、雨に譬えたのですね。
やはり雨の多い国ならではの発想なのでしょうか。
藤の花を青色と呼んでしまうのには私は少々抵抗がありますが、それでも種類によっては
青みの強いものも存在する様子です。
日本語では色彩の種類も、漢字によって、その微妙な違いが伝わりますね。
イメージできるだけでも、青、蒼、碧、藍・・・
こちらでは色の説明には、濃淡に関する形容詞を付け、表している様に思えます。
もちろんこれは、日常会話で聞く範囲での事ですが。
さて、家には藤の花があるのですが、我が家にいらっしゃる方々には
「ここでも、日本を再現しているの?」と聞かれます。
竹の根元に埋められておりますし、
確かに竹にも、日本というイメージがあるのでしょうね。
全て私の好みで造園したようにも見えますが、
実は庭の全ては、私共がここに引っ越して来た折には前の住人により造られており、
私共はそれを引き継ぎ、手入れをしているという具合なのです。
以前にも書いた事がありますが、テラスの前にある池には大きな鯉も二匹おりましたし、
竹、藤なども含めて、日本の要素のあるお庭を目にした時は、不思議な感覚でした。
この藤はキッチンの窓の前を飾ってくれます。
毎年この時期に合わせてお客様をお呼びしたりもするのですが、
今年は本当に天候が悪く、叶わぬ夢と思っておりました。
でも思い切って、”藤のお花見会”と題し、日にちを決め、友人達を招待してしまったのです。
その結果、大変幸運な事に、その日だけはスッキリ快晴、気温も上がり、
外での食事まで可能な状態!
集まった友人達からも「日頃の行いが良い私達のお陰」と言った冗談も飛びましたし、
思春期のお嬢さんを抱え、気分が悶々としている一人の友人は、
「お花見のお陰で少し気分が晴れ、帰った後、娘に少し優しく対応出来ている」
との連絡をくれ、私まで嬉しくなった次第です。
今は大分盛りを過ぎてしまいましたが、それでもこの淡い香りと色彩には、
二週間程の優しい穏やかな時間を過ごさせてもらいました。





