初恋のひと、せいこちゃんにはしょうこちゃんという妹がいたが、少しそのふたりより年をおいて、赤ちゃんができた
女の赤ちゃんだったので3姉妹になった
3姉妹のお父さんは、普段めったに見かけなかった
それもそのはず、私たちの住んでいる県を越え、隣りの県を更に越えたところにある大きな街の市バスの運転手として通勤していたので、
せいこちゃんとぼくは、単純にお互いを好きという気持ちで、先のことなど意識もしない天真爛漫さで遊んだ
ぼくの父が転勤になった
ぼくの家はうどん屋で、母、祖母、曾祖母、忙しい時はサラリーマンだった祖父や父が、合間を縫って手伝って商売を営んでいた
父の転勤で、母と妹、私が、父の赴任先に転居することになった
転居後は、せいこちゃんとこのおばちゃんが、うどん屋を手伝ってくれること(アルバイト)になり、祖母を中心に商売は続けていたので、ぼくたち兄妹は、学校が長い休みになる度毎に、祖父母に会いに帰省した
帰省すると、せいこちゃん、しょうこちゃん、ぼくの妹の4人でよく遊んだ
川まで行って、服のまま水に入ってずぶ濡れになって遊んだ
あの時、ぼくは、橋の下の深みに足を取られかけ、一歩間違えれば溺れていた
夕立の時は、雷が怖くて、雷は金属に落ちるという話しをどこかで聞いたことがあったぼくたちは、身に付けた金属を離すために、持ってきたお小遣いの10円玉を、お地蔵さんに全部お供えした
雨が止んでから、供えたお賽銭を取りに戻ろうか真剣に悩んで、諦めた
また、4人で遠いところまで歩いて、親に心配をかけて叱られたり、とにかく4人で遊んだ
ある夏、せいこちゃんのおっちゃんは、帰省したぼくと妹も誘ってくれて、市民プールに連れて行ってくれた
長方形のプールの角に、プールへの給水パイプがあり、上から水が注がれていた
せいこちゃん、しょうこちゃん、ぼくの妹たちが、プール角で集まって、かわるがわる水着の胸元を広げて水を入れて遊んでいた
ぼくは、せいこちゃんのふくらみはじめた胸元に水が入るゆれる水の先を、プールサイドからじっと見ていた
