なぜだろう。

ずっと暗いトンネルの中にいるようで満たされなかった。

自分が何をしたいのかわからない。

幸せとは、どの状態なのかわからない。

私は、何がしたいのだろう。

どんな仕事をしたら満たされて、使命をまっとうしたと思えるのだろう。

迷いの中にいた。

今の仕事も悪くはない。収入も大きいけど、夫に生活費を渡して、経費や人件費を出したら、大して残らない。

ならば、違う仕事をしても同じこと。


一生懸命仕事をして、家事をして、育児をして満たされなかった。夫は自分の夢のために好きに出かけていき、休みなどなかった。今日も遠くまで出掛けている。

同じような境遇の人でも、不平不満を思わない人もいる。

その人に比べて、自分はダメ人間な気がした。

毎日毎日、腹が立つことしかなかった。


1週間前、関わりのある会社の社長にガツンと叱られた。


それは、極めて予想外で、いや、確かに社長は自分の感覚だけで生きているから、冷静に考えても、まあ、賛否両論。そんな考えもある。


けど、目が覚めた。口は災いのもと。喋ってはいけなかった。これからはやめよう。

その会社で働こうと思ったけど、それは賢明ではなさそうだ。
どこに行けば未来があるのか、どこに行けば幸せがあるのか、使命とは何か、ぐるぐると考え続けた。


本を貪るように読んだ。


そして、ふと気づいた。


どこかに幸せになれる場所があるのではなく、
どこかに天職があるわけでなく、


誰と日々を過ごすか。


私が、一番欲しかったのはその生活だった。


自分をかけがえのない一人の人間として、自分を見てあげることが出来なかった。

どんな成功をしても満たされなかった。

自分を自分で認めてあげることが出来なかった。


王子ならきっと言ってくれる。
「クジラなら何でも出来るよ」
「クジラは、可愛いし美人だよ」
「いつもいつまでも大好きだよ」


そんな温かい言葉を思い出して、乾いた心がヒタヒタと潤っていく。


それはたとえ幻でも、自分を自分で抱きしめて癒すこと。

そんな温かい気持ちになったら、目の前のことを一つ一つ、丁寧に取り組むことが出来る。


掃除して快適にして、花を飾り、素敵な音楽を流して、洗濯をしまって、美味しいご飯を作る。

夫が帰宅したら、またイライラするんだろうな。笑

自分ばかり好きなことをして。と。

じゃ、クジラも好きなことをすればいいじゃないかと、夫は怒鳴るだろう。

でも、そうじゃない。

好きなことをするしないは問題じゃないんだ。

大事に扱われていない。そう私が感じることが問題。けれど、人を変えることは出来ない。

だから、自分が変わるしかない。