線香に火をつける。
そうすると、その間は向こうの世界と通信がつながっているらしい。
もしもし、お父さん?
そうすると、思い浮かぶ。今日の父はご機嫌だ。
なんだかこっちまで笑える。胸の中がこそばゆい。
そういえば、父はひょうきんな人だった。
おじいちゃん、おばあちゃん、一人一人を思い浮かべて、
そしてさらにその先の先祖を思う。
皆さんのおかげで
私は肉体を持てた。
生まれてこれた。
ありがとうございます。
幸せに人生に挑戦しますよ。
私には叶えたい夢がある。
たとえ途上でゲームオーバーでも、
幸せだよ。
ありがとう。
私は私である。
私はあなたでもある。