Scarborough Fair (スカボロ・フェアー)
言わずと知れた、サイモンとガーファンクルの名曲である。 実はこの原曲はイギリスの民謡であり、サイモンとガーファンクルが後に詩を付け加えて、サウンド的にアレンジしたのが本当のところのようである。
Scarborughは、イングランド北西の町で、ヨークの北東58kmほどのところにある漁村である。二人美しいのハーモニーで始まる ”Are you going to Scarborough Fair?” ”スカボローの市に行かれるんですか?”は原曲からそのまま引用されている。
ところが、スタジオ録音版の2nd Phraseからは ”Tell her to make me a cambric shirt ♪”に続いて詠唱される”She is sleeping in the deep forest green♪” (森奥深く彼女は眠る) は原曲の詩とは全く関連性のない詩で、以降同様に次々と詠唱が展開していく。
実はこの歌、反戦歌なのである。サイモンとガーファンクルの作成したScarborough Fairは1967年、当時アメリカのベトナム侵攻が泥沼化する事態が世界中で問題となっていた時期である。
”Soldiers wash their guns with the thousands of tears♪” 兵士たちは銃を幾千もの涙で洗う
”Clarion” 昔の軍用ラッパ
”Scarlet battalion” 緋色の陸軍兵士たち
”Generals ordere their soldiers to kill ♪” 将軍は兵士に殺戮を命じた
と戦争について古典的に見事な表現も交えて歌っている。
ちなみに”Parsley, sage, rosemary and thyme♪” パセリ,セージ,ローズマリーにタイム♪
これは、日本版レコードの訳詞では人名になっているが、色々と調べてみると香料(ハーブ)の名前のようである。
サイモンとガーファンクルがライブを行う際には、原曲と同じ部分しか歌わない(少なくとも筆者は見たことがない)ので、一度是非とも見てみたのだが・・・
※一部他サイトから情報を引用させて頂きました