こんにちは。まさやんです!
ちょっと更新が滞っていましたが、これから定期的に。。。

。。いや、無理かも。。

これからも不定期で(笑)気長にやっていこうと思います(爆)


さて、前回までの内容。
ドラッガーのいう企業の目的=顧客創造。
この機能の中でも大きく分けて、

マーケティング:顧客ニーズの満足
イノベーション:顧客ニーズの創造

ということでしたね。

今日はイノベーションの発見についてドラッガーがどのようなことを提案しているかを紹介したいと思います。


イノベーション発見の7つのポイント

ドラッガーはイノベーションの発見について以下の7つのポイントが重要と言っています。

①予期せぬこと
②調和しないもの
③過程に潜むニーズ
④産業と市場の構造変化
⑤人口構成の変化
⑥認識の変化
⑦新しい知識

これらは簡単に言うと以下のことのようになります。


①予期せぬこと
思ってもみなかったところにイノベーションの種はあるということ。
予期せぬ成功、予期せぬ失敗というのは、それまでは顕在化していなかった顧客ニーズであるから、
そこにうまく価値提供できるものを考えればイノベーションを発見することができるということです。

②調和しないもの
調和しないこととは、たとえば需要と業績のアンバランスであるとか、人と人との通念のギャップ。
ある人にとって当たり前ということが他の人にとって当たり前でないとき、そこにはイノベーションの種があるかも知れません。

③過程に潜むニーズ
業務プロセスって本当に最適化されているんだろうか?
その業務プロセスに疑問を持つことがイノベーション発見の種になるかもしれないということですね。
社内コミュニケーションのツールとしてのイントラや社内SNSなんかはコミュニケーションのプロセスを改革したイノベーションと言えるかもしれません。

④産業と市場の構造変化
ITが広まって様々なイノベーションが起こってきました。インターネットに関するビジネスなどはその最たる例ですね。
このように、新しい産業が生まれるだとか、市場の構造が変化する場においてイノベーションは多数発生します。

⑤人口構成の変化
少子高齢化が叫ばれる昨今、明らかな人口構成の変化があります。そこには大きなイノベーションの種が存在します。
近年、少子高齢化や共働き世帯の増加がありますが、コンビニで荷物の受け取りができるようになったりといったこともイノベーションですね。

⑥認識の変化
世界観や価値観、文化の変化がこれにあたります。
グローバル化している昨今ですから、他国の文化がより沢山入ってきて、自国の文化が発信される。
認識の変化は今後ますます上がってくるでしょうね。
常にアンテナを張っておくことが重要です。

⑦新しい知識
新製品、新発見から来るイノベーションです。
電気の発見から今の便利な生活はできてますし、
ノイマンのコンピュータの原理が現代のITの基盤になっている。
最もイノベーションという言葉のイメージがわきやすい発見ポイントではないでしょうか?


イノベーション発見の中でも最も重要なこと

ドラッガーが挙げたこの7つのポイントですが、何に一番注目すべきでしょうか?

その答えは今回上げた順番です。
より上位に来るものがイノベーションの成功確度が高く、より下位に来るものがイノベーションの成功確度が低いとドラッガーは言っています。

予期せぬことに注目すること。
新しい知識に注力しすぎないこと。


予期せぬことはあまり注目されないという問題があります。
また、新しい知識にははまりやすいものです。

より新しい顧客ニーズを創造するためには、顧客ニーズ中心にイノベーションを考えていく必要があります。
予期せぬこととは、顧客ニーズの種である確率は非常に高いものです。
一方、新しい技術は顧客ニーズとはな慣れた所にあることを意識してくださいね。


日記を公開するなんて誰がやるんだろう?と思われていた矢先、MixiなどのSNSが成功しました。
電気という新しい知識が発見された後、280年の月日を経てこのイノベーションは成功しました。

この視点は非常に重要だと感じます。
ぜひ、予期せぬことに注目し、
新しい知識にはまりすぎないように注意しましょー。

(新しいもの好きまさやんとしては要注意なのです。。)