■「分かってはいても止められないゲームほど、苦しいものはありません。」■ | 『 部下を味方にする日本型自然体リーダーの作法 』講座                                      

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チームがまとまり、動き、成長する、

日本人にもっともふさわしい、自然体リーダーシップ開発。



『 日本型自然体リーダーシップ開発 』 『 風通しのいい職場づくり 』 コンサル・カウンセラー

 

いかがお過ごしですか?

 

 

都内では、

やっぱり、この時期らしく「桜開花」が話題になっていますね?

 

 

実に羨ましいですねぇ、

何せ北海道は、まだまだ雪の中。

 

 

「桜開花」などは・・・・・・・何のことっ?とばかりに、

話題どころか、思い浮かびもしません。

 

 

まぁ、

日本は縦に長いということもあって、

順繰りと、季節が廻ってくるのですが、

北海道の「桜開花」は・・・・・・・・・「4月下旬~5月上旬」。

 

 

ということは、

ゴールデンウィークに桜を楽しむことが出来るってことですね?

 

 

これはこれで、いいじゃないですか?

 

 

本州の方々、どうぞお先にお楽しみくださいませ。

 

 

では、

今回のテーマ。

 

 

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「分かってはいても止められないゲームほど、

  苦しいものはありません。」

 

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「交流分析」の7つの要素のなかの、

「ゲーム分析」をお話しますね。

 

 

ズバリいいますと、

 

「気づかないうちに、

 ついついやってしまう人間系のトラブル」を、

 

分析してみるということなのですね。

 

「トラブルパターン」はどのようなものか?

 

 

これを解釈してみるのです。

 

 

このような人は、

あなたのまわりにいませんか?

 

 

「いつも、

 話が終わった後は・・・いやぁ~な気分になる」

 

 

そして、

「なんとなくイライラしてきて、

 ときにはムッとすることもある」、などなど。

 

 

たとえばこのような会話。

 

 

「○○君、

 例の件は、あのやり方がいいと思うんだけれど?」

 

○○君

「はい、そうですね・・・・でも~」。

 

A氏:「今度は、新しい提案ですが、こんなのはどうでしょう?」

B氏:「へぇ~、でも無理だと思いますよ」

 

 

A氏:「こんな風に、ちょっと工夫してやってみないか?」

B氏:「はぁ~、でも多分難しいと思いますが・・・」

 

 

B氏はいつも、こちらの話はちゃんと聞いてくれます。

 

 

聴いてはくれますが、

最後は必ず「~でも」とか、

「それは無理だと思います」など、

会話を否定して終わるケースが多いのです。

 

 

そうすると、

たとえば、話しを持ち掛けたほうは、

いつも、「能力のなさ」や「拒絶された感じ」を持つのです。

 

 

あるいは、

このようなタイプもいます。

 

 

ある営業マンが案件を持って帰社しました。

 

 

そのレポートを受けた上司は、

必ずこういうのだそうです。

 

 

「これかぁ~」って。

 

 

「・・・・・・でもなぁ~」

 

 

「・・・うん、ま、わかったっ!」とトレイにポイッ!

「あとでちゃんと見とくよ」

 

 

営業マンはこう思うのです。

 

 

「だったら、ちゃんと見てから“”でもなぁ~”とか言ってほしいもんだ)」

「見た瞬間に、“これかぁ~”も、ないもんだ、ったく!」

 

 

要するに、

A氏や案件を持ってきた営業マンは、

「ゲームに巻き込まれている」のです。

 

 

ここに、

「ゲームの特徴」があります。

 

 

■ゲームを仕掛けた方(この場合はB氏と上司)は、

 “無意識”。

 

■でも、仕掛けられた方は、会話の終わりはいつも、

 “イライラ”あるいは“嫌な感じ”。

 

 

 

このようなゲームには巻き込まれない方がいいですね。

 

 

ゲームを仕掛けてくる人って、

このような特徴があります。

 

 

■相手の話はちゃんと聞くけれども、

 やたらと「・・・でも」「・・・そういうけれど」を連発してきます。

 

 

■「私は困っているのだ」「私は大変な思いをしているのだ」

 このような信号を相手に送ります。

 言葉だけではなく、表情も使って・・・。

 

 

人間は、

ストロークのやりとりで生きていますね。

 

 

ストロークは「愛情のある」「承認される」メッセージでありたいですね。

 

 

ですが、

そのプラスのストロークが得られなくなると、

マイナスのストロークでも求めるようになります。

 

 

それは、

人間というものは、まわりが無関心であるよりは、

関心を持ってもらいたいですね。

 

 

ですが、

好意的な関心を持ってもらえないときには、

否定的なことであっても、

関心を持ってもらいたがるものなのです。

 

 

それは、

子供のころからの、

習慣というところから来ているのですね。

 

 

ですから、

無意識のうちに、同じような、口ぐせのようなことを、

他者に対して、何度も何度も繰り返すのです。

 

 

ではどうするのか?

 

 

まず、

自分が相手のメッセージに、イラッとしたら、

「・・・・・君の意見をぜひ聞かせてよ」。

 

 

このセリフは、

まかり間違うと、相当な嫌味に聞こえます。

 

 

だから、

注意して、積極的な感情表現で、

伝えなければなりません。

 

 

ここは、トレーニング次第です。

 

 

今回はここまでです。

 

 

最後までお読みいただき感謝いたします。