刀作りは、約100年前と変わっていません。

つまり、大正時代の刀鍛冶と同じ感覚が求められます。


今の人間社会の常識外なので、今の感覚だと刀は作れません。作れたとしても大変な苦労をして、利益が無い為、現代人の感覚では続けるのは無理です。


刀鍛冶になるには、文化庁の講習を修了する必要がありますが、実質的には実技試験を兼ねている為、受講者の技術が未熟だと、修了できず途中退場となります。


その為、5年以上の修行をしても技術が身に付いていないと、10年やっても20年やっても試験に受かる事はありません。


今の人間は、困難にぶつかると道具で解決します。

その方が効率的で仕事が早い為、利益にもなります。

その様にして豊かな社会を作りましたので、それが正しいのですが、


刀作りは100年前の化石ですから、道具に頼る事は出来ません。自分の神経を成長させ、勘を鍛えると言う、2昔前の能力が求められるのです。


そして、自己を磨き自分の能力を伸ばせる優秀な人間は、現代ビジネスや技術の発展の方へ行き、真っ当な人生を送り、国を発展させたり、起業して羽ばたきます。


刀鍛冶になりたいと言う者の、9割は社会からの逃げで来る者が多い。いわゆる、社会不適合者です。

私も社会不適合者ですが、昭和生まれの社会不適合者と、平成生まれの社会不適合者では、平成生まれは、ちょっと弱すぎる。


ゆとり教育の成果なのか、個人主義が発展した社会で生きてきたからなのか、娯楽に溺れて脳が成長出来なかったのか分かりませんが、


平成生まれの社会不適合者は、弱い。つまり刀鍛冶になれる人間は少ないし、受かっても潰れてしまう。


そう言う意味で、刀鍛冶は昭和生まれで終わりかも知れない。

何という偏見 笑

しかし、実際にそう感じたまでです。

もちろん、ちゃんとした人間の方が圧倒的に多いですから、社会的に、と言う話ではなく、刀鍛冶になりたいと言う人間の話です。