日本刀を武士の魂と良く言いますね。
具体的に説明して下さいと言われて、説明できる刀鍛冶はどれくらい居るのでしょうか。
武士の魂、と言う魅力的な言葉の根拠は実は無いので、説明するとしたら自分の考え、理解の話になります。
大切な物、商売道具、身分の誇示等、当たり障り無い事しか言えないのであれば、刀鍛冶として何の修行もしていないと言わざるを得ない。
そもそも、日本刀を美術工芸品と思い込まされている時点で、刀鍛冶ではなく、日本刀アーティストである。
日本刀アーティストは、自己評価を上げる事が目的で、承認欲求で活動している為、日本刀を利用しているに過ぎない為、
日本刀の未来や、刀鍛冶の未来については、あまり強く考えていない。自分の価値にだけ関心があるのです。
日本刀は、そうした個人の欲と真逆な存在である。武士の最大の名誉は戦争で死ぬ事です。
個人の最も大切な生命を大義に殉じる事を最大の名誉とする戦士がその誇りにするのが日本刀なのですから、
『刀鍛冶の名誉とは、大義に投じる者達と共に活躍し、夷狄から我が神州を護る事にある。』
その為、刀匠は朝廷から武士と同じ官位を賜るのである。
武士は、官軍でなくてはならず、悪党であってはならぬ。
官軍の証が太刀であり、天皇を護る武力が武士です。
その武士は、貴族になれない程血が薄まった天皇の親戚です。ですから、朝廷の血を引く者としての証明が太刀であった。
だから、武士の魂が太刀なのである。
そのため天皇の力の証である太刀を作る刀鍛冶は武士と同格なのである。
これから台湾有事が起きるであろう。そのどさくさで、尖閣諸島、沖縄を中国がぶん取りに来るかもしれない。
すわ、これ夷狄なり。大和民族である我々は、神州を護る鬼とならねばならぬ。
太刀を手に取り、古来の武士として戦おうではないか!
刀は高いので貯金しましょうヽ(;▽;)