NintendoDSとPSPからみる生涯顧客価値 | ITビジネス、マーケティングで飛躍

NintendoDSとPSPからみる生涯顧客価値

NintendoDSとPSPからみる生涯顧客価値

思い出を語るときに必ず思い出す食べ物、おもちゃがあると思う。

ファミコンに始まるゲームなどは思い出と切り離せない人も多いと思うし、
マクドナルドはなんとなく食べてしまう人はいるだろう。


マクドナルドの戦略の一つに、子供向けのセット販売がある。
有名な話だが、子供のころの慣れ親しんだ味は大人になっても
食べたくなるといった特性を利用した戦略で、
おもちゃをつけて小さい子を積極的に集めている。

これによりマクドナルドの一生涯にわたって、
懐かしいな、また食べたい、と思わせ、
生涯顧客価値(LTV)を上げることが出来る。



さてタイトルのNintendoDSとPSPだが、
売り上げは2004/12/26でYahooニュースによると

PSP :約34万台
NintendoDS :約110万台
である。

今回はどちらが売れるかという話題はまた今度として、
NintendoDSのターゲットが小学生の子供層を取り込んでいるということだ。

実際、小学3年生の甥に聞いたら、「NintendoDSが欲しい」そうだ。
(すでにGameCUBEは持っていて、任天堂が強いことは調査済み)


つまり大きくなったときに思い出すのは、GameCUBEであり、
NintendoDS、ゲームボーイアドバンスである。
テレビゲーム=任天堂なわけだ。

今後、子供が減り、ゲームがどうなるかは分からないが、
市場が0になることはないだろう。


そして広告を使うまでもなく、思い出すたび良い思いでとなって
イメージとして繰り返し遊びたいと思う。

そして、任天堂は思い出と結びつけたこと
で強力な力を手に入れることが出来る。


ITビジネスでも子供層にアプローチする手段を考えることは必要かもしれない。