最近知人の息子さんが退職代行を使って会社を辞めたそうです。
そのときは退職本舗というところを使ったそうですが、まあ無事に退職できたようでした。
私も退職本舗というところのサービスを見てみましたが、なるほどこんなサービスが有るんだなと感心しました。
元々このサービスを始めたのはどこか別の企業のようですが、既にたくさんの企業が参入しています。
弁護士さんも多く参入しているようで、それは非弁行為だのなんだのと言ってますが、多くの場合ただ電話して伝えるだけでしょうし、こんなものまで弁護士じゃないと出来ないとなったらそれは既得権益以外のなにものでもないと思います。
退職本舗の事業の内容も見てみましたが、弁護士も入っているようだし、提携していれば何の問題も無いでしょう。
そんなことより、このようなサービスが生まれて、しかもこれだけ多くの事業者が短期間の間にタケノコのように出来ていることを考えると、やはりそこには需要があるわけです。
退職代行市場は過熱気味のようにも思え、すでにレッドオーシャンかと思いましたが、まだまだこれから伸びるマーケットに思えます。
ただ、ここで生き残るためには、さらに付加価値をつけたビジネス展開を考えないといけないでしょうね。
そこにはやはり非弁行為というのが付きまといますから、うまくそこをすり抜けてサービスの拡張ができると良いですね。
ついでに弁護士業について触れると、こういった退職代行業のように「誰でもできる仕事」はどんどん開放していくべきです。
それこそ一時期は弁護士を増やし過ぎたとかで、稼げない弁護士さんもたくさんいらしゃる。
そういう弁護士が「退職代行は弁護士の仕事だ!」といって横取りするような真似はみすぼらしい。
今更感があるよね。
これは弁護士に限らないです。
人間の仕事がAIにとってかわられようとしているこれからの時代、「資格を取れば生きていける」と思うのは間違い。
法律だって時代に合わせて変えるべきでしょ。実際変わっていることもたくさんあるし、経済特区みたいなのも増やしていった方が良いよね。
本当にその資格が無いと出来ない仕事なのかどうか、もう一度見直した方が良い。
それに、退職代行のサービスだって、他の事業者にやらせておけば、そこからこれまで無かったようなトラブルになる可能性だってあるわけでしょ?
そこから先はそれこそ弁護士の出番じゃないですか?
実力のある弁護士なら、弁護士でなくてもできる仕事は放っておいて、もっと大事な仕事、本質的に弁護士でないと出来ない仕事をしてください。