お金とは不思議なもので、手にしようとすればするほど
手に入らないような気がします。
私も２０歳代の頃から、お金を追い求めてきました。
確かに手にしたお金の量は増えていますが、
それで満たされているかと言われれば微妙です。
ここ最近の私は、お金だけを追い求める事を辞めました。
もちろん、生活をしていくためにはお金が必要なので、
お金を全く放棄したわけではありませんが、
お金を追い求める生活に疲れ始めたのだと思います。
まるで、素手で水をつかむように、
するりとお金がこぼれていく。
目の前にはたくさんのお金が見えるのに、なぜかつかめない。
水をつかむことが出来ないのと同じ感覚。
そんな感覚のままお金を求めていたのでは疲れるのも当然です。
だから私は、求める順番を変えました。
家族との絆を深めるために、家族と適度なレジャーを楽しむために
家族とたまには美味しいものを食べるために、
現在の生活プラス、ほんの少しの贅沢に必要なお金を明確にし、
その額を手に入れるには具体的に何を頑張ればよいのか？
をきちんと整理すれば、比較的短時間で夢が叶う事に気づき始めました。
お金をゴールにするのではなくて、手段とする。
目的を達成するための道具だと割り切れば、
不必要に追いかける事もなくなるし、どうしても必要な時に、
少しだけ手を伸ばせば手に入るもの。それがお金なのだと思います。
お金持ちになりたいが為に、永遠につかむことが出来ないお金を
追い求めつづける事は、お金の呪縛に取りつかれた状態で、
幸せな状態だとは思えません。
思い切って自分の考え方を変えてみて、
思い切って持ってるお金を手放してみて、
今までと違う行動をとってみれば、
案外今までとは違う幸せの形が見えてくるかもしれません。
お金が人を幸せにしてくれるわけではありません。
人を幸せにしてくれるのは、その人の考え方やあり方だと思います。