第二新卒、その存在に注目が集まっているという記事に、野球好きな私が最初に思い浮かんだのは、元京都大学からロッテに入団した田中投手のことでした。彼はドラフト2位で入団したものの、今年戦力外となって退団したという経緯があり、その様子が取材されていて、テレビで目にしていたんですよね。そして彼はプロ野球選手になる前に内定が決まっていた三井物産に入社するという話は聞いていたので、まさに第二新卒だなあ、と思い浮かんだのでした。
第二新卒とは、まさに字のごとくなのですが、一度どこかに就職して退社した経緯をもつ人のことで、第二の新卒、というわけです。なぜ今第二新卒に注目が集まっているのかというと、一度企業に入り経験を積み、それが何らかの形で次に活かせる人材が多いということがあるようです。確かに私も正直、新卒の新人よりも経験という武器を持つ人の強さをとても実感している一人です。私自身もそういう武器をもとに、経験だけは豊富に積んできた人間ですが、即戦力という意味で使える人もいますし、やはり一度経験したことで次に活かす術を身に着けている人が多いように思います。それは仕事面だけでなく、考え方や心構えでも違ってくるといえますし、そうしたところからやらなければならない新卒者に比べて既にそれらが備わっているというのは、大きな強みです。
前述の田中君ですが、一度内定をプロ野球選手になることで蹴ったわけですが、それでもまた声がかかるというこの強み!確かに彼が優秀だったということもあるとは思いますが、そうすることで企業としてもまた名を上げたという結果にもなっているわけです。それだけの存在価値が田中君にあったからということはありますが、きっと彼は使える社員になると思いますし、企業のイメージとしてもこうして話題になることもふまえて相当アップしたのではないでしょうか。新卒採用の際には見極められなかった優秀な人材を、第二新卒という形で得ることができるのは、企業側にとってはプラスになることでしょう。また、第二新卒者にとっても、新卒採用企業では見つけられなかったものが、1社を経験することで次に繋げられる大事な経験という財産を得たわけで、そうして一回り成長した形で第二新卒者として次のステップに踏み出せる・・・。そうしてお互いがマッチングすれば、この第二新卒という形の採用はとてもお互いにとって良い出会いになることは間違いないと言えそうです。今後ますます注目されていくのではないでしょうか?!
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