こんにちは。
桑原通夫です。
今の物価上昇はいつまで続くのか?
総務省によると、
消費者物価指数は
2020年の平均を100として
去年8月の102.5から105.7に
上昇し、
上昇率は3.1%・・ということでした。
3%以上となったのはこれで
12か月連続です。
このうち・・生鮮食品を除く
食料は9.2%の上昇・・という事で、
大幅な値上げとなっています。
詳しく言うと・・
鶏卵→35.2%、
炭酸飲料→16.7%、
ハンバーガー(外食)→13.4%、
アイスクリーム→12.7%、
となっています。
この大幅値上げも・・
価格に似合った価値の提供が
出来ていれば、客数ダウンも
免れますが
元々安さを売りにしている場合は
値上げしてしまうと、
もろに売り上げダウンにつながっていて
苦戦中・・というのが実情です。
今後も当面は物価上昇が続くものと
観られており
短期での上げ下げはあるとしても
5年以上のスパンで見れば・・
上昇傾向には変わらないようです。
ただし・・あくまでもアメリカ次第と
言うところがあり
アメリカの景気が悪くなれば
日本はそのあおりを受けます。
不景気になれば、モノは売れなくなります。
↓
売るために価格を下げます
↓
デフレ化に傾く・・
不景気で物の値段を高くしたら
売れなくなるのは当たり前・・
↓
そうなると企業側は、値段を下げて
在庫処分をしようとします。
↓
そのために、物価が一時的に下落する
デフレ化が、起きてくるのです。
↓
不景気→デフレ‥となるわけです。
という事で、残念ながら短期では
アメリカ次第ではデフレに戻ることも・・
ただ、長期的に見たら・・
インフレ傾向は続くものとみられています。
日銀も日本経済を
インフレに誘導していく方針である・・・
といっています。
また、今の円安傾向も続くだろう・・
という事で、輸入に頼る日本では
海外から入ってくる小麦、貴金属等が
上がれば、物価も上昇します。
インフレ化は否めない‥という事ですが
単純な便乗値上げには消費者も敏感ですから
企業努力は欠かせません・・
インフレ化は避けられないものとして
材料費の高騰も避けられないものとして
便乗値上げではなく
いかに付加価値を高めていくか・・
それが改めて求められているという事です。
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