マクロビオティックでは完全食と言われるものが玄米で、
日本人はお米で育ってきた人種なので、
それを摂っていれば最も自然で調和した体になると学んだんです。
中でも一番印象に残ったのは、
人間も自然の一部で自然の摂理に沿って生活して、
物を食べて、季節に合わせて過ごしていくのが
一番調和が取れた生き方なんですよって言われたときに、
私ってどれだけ調和に反した生き方をしてきたんだろうって思って。
調和の取れた生き方をしている人は、
やっぱり魅力的なんですかね。
精神的にも。
そうですね。マクロビオティックをしている人は、
人間的にもいいなって思う人ばっかりなんですかね？
私が教わった先生はとても魅力的でしたね。
その先生は「よい」「悪い」の判断をしてはいけませんと言っていました。
食べ物を選ぶときに
「これがいい、これが悪い」と言うのはなくて、
人によって個性もあって体質もあるから正しいものはないって。
ただ自然と一緒に過ごしていることに変わりはないから、
自然の生きた野菜とかエネルギーのあるものを体に入れると、
自分の中にもエネルギーが生まれてより魅力的になるんです。
マクロビオティックと言うのはなんとなく菜食主義っぽいイメージなんですが、
お肉は食べていいんですか？
基本的に何がダメとは言わないようにと言われています。
一番大切にしているのは
「一物全体」と「身土不二」で、
お野菜のようにまるごと１個食べれる物で調和のとれたものなんです。
地球上に存在するものは調和がとれたものばかりで、
例えばトマトも調和がとれたから段階だから甘くなりましたと考えます。
それをまるごと食べることがエネルギーをいただくことになるんです。
それは実だけでなくて根もですか？
葉っぱも？
そうですね、食べれる物はすべてですね。
だからこそすべてを食べれる無農薬をお勧めしているんです。
そう考えると、お肉は調和がとれていても一部しか食べれないので、
エネルギー全部をいただいたことにはならないんです。
うん。
感覚的なお話にはなるんですけどね。
同じタンパク質でも大豆とお肉のどちらを選ぶかと言われたら、
私は全体を食べれてパワーがある方を体に入れたいと思ったんです。
全部食べれる物って何があるのかな？
豆類とか玄米とか植物性のものですね。
動物は一度死ぬので、
死んだ時にエネルギーがなくなると言われているんです。
東洋医学ではお肌は内臓を現すと言われていますが、
美しさを追求して体の中に消化できないものを残さないようにしたいと思うと、
いい悪いじゃなくて植物性のものを選びます。
インナービューティープランナー木下あおいさんと対談６に続きます。