禁煙 禁断症状 | 「本音美容辞書」 池田院長ブログ

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さて、ヘロインよりも依存性が高いタバコ。

当然禁断症状が強く出ます。

「タバコが簡単に辞めれます」

などの宣伝の本も多数ありますが、

本音美容辞書なので本音トークを言います。





禁煙は本当に大変です。


当たり前です。

様々な薬物の中で依存性は最強に近く強いのですから。

肺がんになって、肺を切除してもまだタバコを吸う人が半数近くいるのです。


禁煙はつらいもの。

しかし医学もまた発達していっています。

チャンピックスの登場により、

禁煙によるイライラ感や眠気などの副作用はかなり抑えることができるようになりました。

(全くないわけではありませんが、チャンピックスは喫煙時の半分程度のドーパミンやセロトニンを出してくれます)




しかし長年タバコを吸っていて

ニコチン依存症の程度が強い人は長年ドーパミンやセロトニンの放出を

タバコに頼っていたので、セロトニン不足による

体重の増加と禁煙うつの発現は必発と考えて良いでしょう。



ニコチン依存症は病気と認められ、健康保険が適応となったこともありますし、

(保健が使える施設と使えない施設がありますが)

医師の指導のもと禁煙をすることをお勧めいたします。




ファイザー製薬によると、20代喫煙者の7割がニコチン依存症とのこと。


皆さんはどうでしょうか?

ニコチン依存症のチェックシートを出しておきますね。


1.自分が吸うつもりよりも、多くタバコを吸ってしまうことがある。  

2.禁煙や本数を減らそうと試みてできなかったことがある。     

3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがある。

4.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがある。

(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)

5. 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めたことがある。

6. 重い病気にかかって、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがあった。


7.タバコのために健康問題が起きていることがわかっていても吸うことがあった。

8.タバコのために精神的問題が起きているとわかっていても吸うことがあった。

9.自分はタバコに依存していると感じることがあった。

10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かあった。



yesが 5つ以上の場合、ICD-10診断によるタバコ依存症である可能性が高いといえます。

また得点が高い人ほど、禁煙成功の確率が低い傾向にあるため、

医師の指導のもとによる禁煙がお勧めです。




10月からタバコ税の値上げに伴う増産をJTは始めました。

国にニコチン依存症にされて、税金を払わされていたというこの現実。

この事実を知ればこの機会にタバコを辞めていいのではないでしょうか?



そして禁煙に伴って多くの皆さんが悩むであろう

一時的なセロトニン不足による

ダイエットと禁煙うつの問題。

次回はそれぞれの対策につきアップしていきます。


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