Plastic surgery channnelより。
詳しくはこちら。
今回も英文なので簡単に訳します。
若いハリウッド女優の間で形成外科手術がますます一般的になってきました。
その結果、雑誌や映画、テレビで完璧に美しい俳優やモデルを目にすることが多くなっていることと、
彼らに憧れを抱く影響で、10代で美容目的の形成外科手術を受ける方が増えているとのこと。

しかしラスベガスの形成外科認定医であるLane Smith先生は
10代での美容目的の形成外科手術は賢明ではないと警鐘をならしています。

理由は15歳の少女の80~90%は自分のボディーに不満を持っているにも関わらず、
大学生の80~90%は自分のボディーに満足しているという結果が出ているからだそうです。
しかし先天異常や怪我の傷跡の場合は話は別だと先生は言います。
その場合は、子供であってもできるだけ早く手術をするべきとのこと。

また、非常に大きな鼻で、アニメの登場人物のあだ名を友達につけられるなどで
精神的に病んでいる場合にも手術適応はあるでしょうが、
時が解決することもあるので、美容目的の形成外科手術は
出来れば顔の成長が終わる18歳まで待つべきでしょうとのことです。

銀座・いけだクリニックでカウンセリングをお受けになった方はご存じでしょうが、
我々の若い人に対する治療方針も、この先生と一緒です。

ただ、目はパッチリで脂肪吸引が盛んなアメリカと違って日本の問題は
高校生の間でアイプチのかぶれによるトラブルが多いことでしょう。

アイプチでかぶれて、皮膚がただれて分厚くなる位なら
成長が終わるまでは、元に戻せる安全なMT法をして良いのではと思っています。

少し前のブログにもあるように、
小学生の脱毛など、日本においても若い人の美意識は急速に広まっています。
今は不景気ですから、日本でもアメリカと同じく患者さんのためにならない
手術を勧める美容クリニックも増えていくことでしょう。
学会でも若い人に対する何らかの治療基準を作るべきかもしれません。
