
加齢臭とは、中高年特有の体臭を意味します。
2000年に資生堂の研究所で加齢臭の原因がノネナールであると判明されました。
ノネナールとは皮脂腺から出る脂肪酸が酸化してできる物質です。
それではどうして年をとるとノネナールが増えるのでしょう?
私たちは年齢とともにSODと言われる活性酸素消去酵素が少なくなり、活性酸素に対する抵抗力が低下します。
その結果、脂肪酸の酸化を防ぐ力が弱くなり、ノネナールを発生させてしまうのです。
特に男性は活性酸素に対する抵抗力が弱く、それが40歳からの「おじさんはくさい」に繋がります。
治療として当院では男性の場合は抗酸化物質であるビタミンCを大量に点滴します。
それではなぜ女性は加齢臭に悩む人は少ないのか?
その原因は女性ホルモンにあります。