本当は言いたいことがあるのに、周りを意識してそれを飲み込む。
本当はやりたいことや望んでることがあるのに、それを押さえつけて殺してしまう(抑圧)。
事情はいろいろあると思いますが、それを続けていると「自分のこころに嘘をつき続ける」ことになり、傷ついたとしてもそれを無視し続け、後々困ったことになる。
それが何かというと、「コミュニケーションがうまく取れなくなる」ということなんですね。
この辺って、やっている本人は"無自覚"であることが多くて、それゆえに対処されず手遅れになってしまうという流れが起きてしまうんです。
 
目の前で起きている問題にあたってばかりいて、自分のこころを見つめる時間が取れないだとか、そういうセルフケアのタイミングって意地でも確保していかないと精神的な異常が出るのは当然のことなんですよ。
当ブログでも散々言及してきましたが、自己肯定感を低くさせられてしまった人であるとか自分を愛せなくなってしまっている人とか、特にそうなんですね。
「まだいける」は「もうダメだ」という意識をクセづけていかないと、本当に危ないです。

 

 

 

 

 

自分のこころの声に素直になること。状況的に難しい場合であることもあると思います。

本当は苦しいんじゃない?本当は悲しいとか怒りを感じるとかしてるんじゃない?本当は何が欲しくてどうされたいの?そう自分自身に問いかけた時、良い悪いを判断せずに「そういうことだったんだね」と理解して受け入れることなんですよ。

それを定期的に挟み込んで過ごさないと、いつかどこかで壊れます。

一度壊れたこころは寛解はしても元には戻りません。

それどころか「そういうものに気づかないで虚勢を張り続けていると悪化するだけ」です。

……なんですけど、こういう分野ってまず、学問的なきっかけや病的なイベントが発生しないと「触れる(知る)機会がない」ので、だいたい手遅れになりやすかったりするんですよね。

だからこそ自分はこのようなブログを作ってこのような内容を発信し続けて、いろんな人に知って欲しいし早めに手を打って欲しいと願っているわけなんですが……。

壊れてしまってからでは遅いんです。

 

自分のこころを無視し、傷に蓋をして、自分に嘘をつき続けて、「その場はしのげる」かもしれませんが、その後に何が起こるのかは理解できていますか?

“根本治療”の必要性を知ってください。表面的な処置(その場しのぎ、対処治療)ばかりしていても、隠れたどこかの根っこに腫瘍が巣食っていたら、それを取り除かない限りは治ることもないし、どんどん悪化してどうにもならなくなってしまいますよね。そのまま人生エンドしてこの世から退場だなんて。

 

少しでもおかしいなと思ったら、億さずにとにかく早く心療内科や精神科にかかるべきなんですが、お金や時間の都合だけではなく「本当にそれだけで済むの?」という意見と考え方を聞いてしまって、唖然としました。

偏見と先入観でしかない色眼鏡で放置してそのまま壊れてもいいんですかとしか思わないんですね。

それが肉体的な異常なら慌てて動くくせになんで目に見えない心のことになった途端態度が変わるのか本当にわからないです。

精神的な負荷がかかりすぎると自律神経失調症や心身症、脳機能の異常(機能低下による生活困難)といったものが出るという知識と意識が無さすぎると感じてしまいます。

心やメンタル、とは言いますが、それの出所(どこから発生したものなのか)は、「脳」です。

人間が生きていく上でのすべてを司っている脳が深刻なダメージを受けているんです。

精神科から処方されるお薬だって、あれらは脳の分泌物関連に作用するものばかりなんですね。

つまり、人間の心は「化学物質でどうとでも変化する」とも言えるわけです。

 

 

話がそれました。

 

 

最近泣けないな、涙が出ないな。何が苦しくて悲しいのかもわからないな、とか、そうなってしまっているのはもう「強めのうつ」ですし、そうでなくても「対人コミュニケーションがうまくいかないよ」「人間関係をうまく構築できないよ」ということでもじゅうぶんに心の傷はたくさん増えるので、自分自身のことを無視しないであげてください。

近くに頼れる人がいるなら頼って、近くにいないのであればオンライン上で話せる人に少しでもこぼしてみてください。

本当に、「そのままにしておく」のが一番よくないですから。